MLGsニュース

滋賀の高校生主催!VRピッチイベント「Viwako Pitch 2022」が開催されました(マザーレイクニュース)

こんにちは、MLGs学生ライターの田中優衣(立命館守山高校)です。

2月22日(火)に滋賀県初、高校生主催のVRピッチイベント「Viwako Pitch 2022」が実施されました。(筆者調べ)

ここ数年で耳にする機会が増えた”VR”。皆さんはどのようなイメージを持っていますか。

VRとは「バーチャルリアリティ(Virtual Reality) 」の略称で、一般的にはコンピュータ上などで創られた仮想的な空間で、現実世界にいるかのような体験をすることのできる技術のことを言います。

近年では「メタバース」をバズワードに、VRが一気に注目されるようになりました。仮想空間内でユーザー同士がアバターを通じて話し合える空間のメタバース。ここでは現実世界とは違う、3次元空間で実際に人と会って、コミュニケーションを取ることができます。

本イベントでは、主催の高校生によってcluster上に制作されたVR上の琵琶湖、”Viwako”上で開催されました。

「VRでイベントを行う」という講座の後、実際にMLGsに取り組む立命館守山高校の在校生・卒業生による発表、これからのVRの運用などについての意見交換会を行いました。

VRならではの体験 Viwakoで体験した新たな可能性

一体、”Viwako”とはどのようなものなのか。筆者がアバターを作って、潜入体験してきました。

Viwakoに訪れてみると、可愛らしいアバターが勢揃い。人型のアバターだけではなく、現実世界には存在しないようなアニメのキャラクターのようなアバターもいました。

「なりたい自分になれる」VRの醍醐味です。

いよいよスタート。初めに、主催者の中井勇希さんと「バーチャル琵琶湖県民」Luminさんによる、「VRでイベントを行う」という講演をしていただきました。

次に、MLGsに取り組む立命館守山高校の在校生・卒業生4名による発表が行われました。

ブラックバス・ブルーギルといった外来魚問題、湖岸のゴミ問題、MLGsの啓発活動などそれぞれの目線からの取り組みをまるでその場に居合わせているかのような感覚で知ることができました。

実際に発表者が取り組みの中で作ったもののサンプルを手に取れるなど、VRだからこそできる工夫が沢山凝らされた発表でした。

発表の後、参加者同士で今回の取り組みやこれからのVRの運用について話し合いました。

「コロナ禍だからこそ、疑似体験できるワールドが活用できると思う」、「普段VRを使わない世代の大人が慣れるのは難しいかもしれない」など様々な立場からの意見を聞くことができました。

実際にViwako上では参加者がテーブルごとに分かれて話し合うことが可能でした。

VRを活用した取り組みははじまったばかり。VRの利点が多数存在すると同時に、この活動を広げていくにはまだまだ改善すべき点があるのが現状です。
そのような点でも、この取り組みではVRを実際に使ってみた感想を知ることができるいい機会になりました。

最後は琵琶湖岸ならぬ”Viwako”岸で記念撮影。大盛況の中、終了しました。

今回のViwako Pitch 2022ではMLGsに取り組む学生たちの取り組みや思いを新しい形で知ることができました。参加者の皆さんが思い思いの「なりたい自分」になって、オンライン上でも現実世界さながらのコミュニケーションを交わせる今回の取り組みは、これから益々発展していくと思います。

MLGsの新しい取り組みだけではなく、それと共に新しい「伝え方」も考えていくべきだと感じました。

オンラインが主流になりつつある今だからこそ、VRで一味違う”Viwako”探検はいかがでしょうか。

まだまだはじまったばかりの”VR×琵琶湖”。今後の進化にも注目です。