開催レポート

「琵琶湖アドベンチャーツーリズムシンポジウム」参加レポート MLGsについて大学生がプレゼンしました

こんにちは、マザーレイクニュース編集長の吉武です。

2022年1月9日、滋賀県守山市にて「琵琶湖アドベンチャーツーリズムシンポジウム」が実施されました。

シンポジウムでは、地方創生の第一人者である藻谷浩介氏をお招きした基調講演、および守山市自転車特命大使3名によるパネルディスカッション、大学生によるMLGsのショートプレゼンが行われました。

開催概要

主  催  守山市
共  催  財務省 近畿財務局
後  援  近畿運輸局、滋賀県、(公社)びわこビジターズビューロー、守山商工会議所、守山市観光物産協会、守山湖岸振興会、淡海を守る釣り人の会
協  力  マザーレイクゴールズ推進委員会
運  営  株式会社ARCH、株式会社COMARS、一般社団法人インパクトラボ
開催日時  2022年1月9日 13:30〜16:30
開催場所  セトレマリーナ琵琶湖

当日の模様はこちらの記録映像・ショートダイジェストをご覧ください。

「琵琶湖アドベンチャーツーリズムシンポジウム」アーカイブ映像

「琵琶湖アドベンチャーツーリズムシンポジウム」ショートダイジェスト

 

滋賀県守山市では、自転車を軸にした観光振興・まちづくりを掲げ、これまで様々な取り組みを行っています。

新型コロナウイルス感染症拡大の中で、自転車の活用は国内外から見直されており、マイクロツーリズムや新しい生活様式の観点でも、関西や東海の大都市圏からアクセスのよい、琵琶湖や守山の湖岸エリアに注目が集まっています。

2019年には、琵琶湖を一周するサイクルルート「ビワイチ」が、国土交通省よりナショナルサイクルルートに指定され、サイクリストを中心に観光客も増加傾向を見せています。

また最近では、大型温浴施設の建設をはじめ民間投資も活況を呈し、民間主導でトライアスロンなどのイベントが企画されるなど、より一層の盛り上がりを見せています。

そんな中、自転車を軸にした地方創生の取り組みを開始して5年が経過し、湖岸エリアのコンテンツの相互連携と、湖岸施設間におけるビジョンの形成と共有、さらに地域全体のブランディングを通して、守山市が、自転車を軸とした「アドベンチャーツーリズムの発着地」として国内外から認知され、湖岸エリアを軸に、持続可能な観光誘客と地域活性化につながるよう、地域全体での受け入れ環境整備と機運醸成を目指し、今回のシンポジウムの実施に至りました。

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今回のシンポジウムでは最初に、地方創生の第一人者である藻谷浩介氏(㈱日本総合研究所)による基調講演が行われました。「琵琶湖とアドベンチャーツーリズム」と題して行われた講演では、世界の湖との比較や日本の他の地域との比較を交えながら、琵琶湖を中心とした滋賀県がこれからどのように観光振興を行っていくべきかなどをお話しいただきました。

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第2部として行われたパネルディスカッションでは、「世界に発信する琵琶湖アドベンチャーツーリズムの視点と発想とは」と題して、パネラーに守山市自転車特命大使の三船雅彦氏、高橋幸博氏、田中信行氏による、自転車を軸とした地域振興を行っている守山市ならではのディスカッションが行われました。これから琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地になっていくために必要なこと、その発想をお話されていました。

最後には、「琵琶湖」を切り口とし「琵琶湖版のSDGs」として、2030年の持続可能社会へ向けた目標(ゴール)として滋賀県が策定した「MLGs(マザーレイクゴールズ)」について、世界湖沼会議のセッションでも登壇いただいた、立命館大学の畠麻理奈氏によるMLGsのショートプレゼンが行われました。”世界に発信する”こともテーマの1つだった本シンポジウムで、英語を中心としたプレゼンテーションでした。

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シンポジウム終了後には参加者全員で湖岸での記念撮影を行いました。

 

 

*本シンポジウムは、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当日の会場は参加者を特定し、最大収容人数の半数に絞って実施いたしました。また、感染症予防対策として会場内の換気、検温、アルコール消毒などを徹底し実施いたしました。