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「山・里・びわ湖を感じる西浅井エコ体験 川遊び&水の浄化実験」に参加しました!

こんにちは。NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)に所属している、京都外国語大学4年の田邊有香(たなべ ありか)です。

今回は、7月15日(土)に滋賀県長浜市西浅井町にて行われた、「山・里・びわ湖を感じる西浅井エコ体験 川遊び&水の浄化実験」に参加した様子をお伝えします。

この取り組みは、ONESLASH / RICE IS COMEDY が主催し、マザーレイクゴールズ推進委員会と合同会社and stepの共催で開催されました。

ONESLASHさんは地元である滋賀県長浜市の農業、特に米作りに関する問題に直面した地元出身のメンバーが集まり『Rice is comedy(米づくりは喜劇だ)』をコンセプトに掲げ、米作りを通して地域のネガティブをポジティブに変える活動を行っています。

今回イベントには子ども9名、保護者7名が参加し、川遊びにて魚掴み、ゲリラ炊飯、手作りろ過装置実験を行いました。

子ども達と川でガサガサ

まず最初に、ONESLASHの代表である清水広行(しみず ひろゆき)さんを始めとした関係者の方々や、参加者の方々から御挨拶と自己紹介をした後、川で魚掴みや水遊びを行いました。

(開会挨拶の様子)

琵琶湖環境科学研究センターの研究員である佐藤祐一(さとう ゆういち)さんから魚や川の生き物を上手く網で捕まえる方法を説明して頂きました。

子ども達も網で川岸の草むらをガサガサし、熱心に蛙や子魚などの生き物を捕まえていて、自然の中での川遊びを楽しむことが出来たようでした。

佐藤さんが投網を投げると、大きなハスが2~3匹かかっており、子ども達は目をキラキラと輝かせて魚を観察していました。

捕まえた魚は昼食に食べるということもあり、子ども達なりに頭を悩ませながら大きな魚を捕らえようと夢中になっていました。私自身も、大きな魚が水面を飛び跳ねる度に、子ども達と一緒になって大はしゃぎしてしまいました。

さらに、清水さんが所有するONESLASHのバスに乗せて頂き、鮎が沢山捕れるスポットに出向きました。水の流れが速く子ども達は川に入ることが出来ませんでしたが、大人達がたも網で沢山の鮎を捕まえ、大活躍しました。

(ONESLASHのバス)

おまちかね!お昼はゲリラ炊飯

次に、ゲリラ炊飯を行いました。

私は澤紗奈(さわ さな)さん(and step)と午前に捕まえた魚のはらわた取りをしました。初めての経験でとまどいも大きかったですが、澤さんに教えていただきながら何とか捌き、また命のありがたさを感じることが出来ました。ハスは塩焼きにし、鮎は天ぷらにして頂きました。午前に自分達の力で捕ったこともあり、想像以上に美味しかったです。

(魚を捌く澤さんと田邊)

そして、ONE SLASH さんが栽培した「コシヒカリ」とコシヒカリの突然変異で生まれた「いのちの壱」で握ったおにぎりとお味噌汁も頂きました。
子ども達は「美味しい、美味しい!」と言いながら何度もおにぎりをおかわりしており、子ども達の食欲と元気さに驚きました。

どうすれば綺麗になる?手作りろ過装置実験

午後からは、手作りろ過装置実験を行いました。

私はろ過装置実験の説明を担当させて頂きました。この実験は、子ども達がペットボトルと様々な自然素材・人工素材を組み合わせてろ過装置を作り、濁った水をどれだけ綺麗にできるかを試行錯誤するものです。材料は小石や砂利などの他に、マスクやスポンジなどのユニークなものを揃え、子ども達は組み合わせから使う量まで自由に楽しくろ過装置作りを行っていました。「スポンジが全部黒いのを吸ってくれると思う!」「いっぱい詰めたら綺麗になりそう!」と言いながら、柔軟な発想で実験を行いました。一度目の実験ではあまり水が綺麗にならない子も多かったですが、中井健太(なかい けんた)さん(and step代表)からヒントをもらいながら、材料の種類や配分を変えてみたり、ろ過を繰り返す子もいて夢中になっていました。

(ろ過装置実験説明の様子)

ろ過装置実験後は発表会を行い、子ども達からどれくらい水を綺麗に出来たかや、疑問に思った点、工夫した点を発表してもらいました。一生懸命説明している子ども達の姿はとても頼もしかったです。

そして、佐藤さんからどのようにろ過したらより水が綺麗になるのかという説明をして頂きました。ゆっくり水を注ぐことや、何度も水をろ過すること、色々な材料を組み合わせることが大事だと知りました。また森や田んぼが持つろ過機能や、湧き水、川の水が綺麗になる仕組みなどの説明もいただき、子ども達はより一層学びや知識を深める事が出来た様子でした。

(説明に使用したホワイトボード)

最後は清水さん(ONESLASH代表)より、西浅井に遊びに来てくれてありがとうという感謝の言葉が子どもたちにあり、この取り組みに関する想いを締めの言葉としてお話してくださいました。保護者の方や子ども達と一緒にお片付けをしてイベントは無事に終了しました。

子ども達も「ご飯が美味しかった!また食べたい!」ととても満足そうでした。

おわりに

私は今回のイベントをきっかけに初めて西浅井を訪れましたが、のどかな自然風景や豊かな生き物に触れ、西浅井の魅力を存分に感じることが出来ました。自然体験の中で、全力で楽しんで遊ぶ子ども達のまぶしい笑顔を見て私も自然と笑顔になり、実際に自然体験に参加しなければ感じることが出来ないような満足感と、充実感を得ました。このような自然やお米の恵みを体感する機会は、様々なことを吸収し、今まさに成長している子ども達にとって健やかな成長を助長する素晴らしい機会であると実感しました。

この度は、イベントの企画・声を掛けて頂いた関係者の方々ありがとうございました!