ワークショップ

若い世代とMLGsワークショップ-財務省近畿財務局大津事務所-

こんにちは。インパクトラボの畠 麻理奈です。

今回は、9月12日(月)に財務省近畿財務局大津事務所が職員向けの研修として実施した「びわっこ」MLGsワークショップにて、MLGsについて講演させていただいた様子をお伝えします。

*「びわっこ」とは?

大津財務事務所で働くすべての職員の学びとコミュニケーションの場
滋賀県のことを詳しく知ることや、自分がしている仕事以外の内容も理解することで業務に役立つ部分があるのでは と考え、大津財務事務所で働くすべての皆様を対象とした学びとコミュニケーションの場を提供させていただくものです。
(提供:大津財務事務所)

第1部|MLGsレクチャー

まず、MLGs案内人幹事である一般社団法人インパクトラボ代表理事の上田隼也から、MLGsの成り立ちやびわ湖の歴史や現状についての説明を行いました。
(MLGsなひとvol.5 記事はこちら

MLGsについて説明している様子
MLGsに関する取り組みを紹介している様子

今回のワークショップでは、大阪府、京都府在住の方も多く、滋賀県には通勤することがメインという職員の方もいらっしゃいました。MLGsの策定に関わる中で、ロゴに隠された色使いや形、込められた県民の思いなどもお伝えしました。

全部で13のゴールを実際に行われているイベントやワークショップを例に1ゴールずつ解説し、研究者や自治体職員、大学生など幅広い層の活躍の様子を交えながら話題を提供しました。

私は、先日ドイツへ渡り、国際陸水学会でお話した内容や、どのようにこの1年間で若い世代がワークショップに参加し、意見交換を行ったかをお話しました。(ドイツの国際学会に関する記事はこちら

それに加えて、大学生や高校生が、MLGsや琵琶湖に関わっている事例を紹介しました。

第2部|ディスカッションワークショップ

第2部では、MLGs案内人幹事がこれまで取り組んできた活動の中で、上田が感じた疑問をもとに、グループディスカッションを行いました。

今回、話題提供した問いは2点です。

・大阪や京都に住んでいる方にとって琵琶湖の価値を高める方法は?
・MLGsを通した新たな資金循環について

少人数グループに分かれ、付箋と模造紙を使って話し合いを進めました。
年代や趣味によっても出てくる意見が全く異なり、「それは知らなかったです!」
「え、それも有名なんですか?」などとびわ湖や滋賀県の新しい発見の声も聞こえました。

実際にビワイチを体験されている方、滋賀県出身で色々な特産物を知っておられる方など、多くの分野に関わる意見が出ている印象でした。

それぞれで書いた付箋をカテゴライズしていき、さらに対話を深める様子もみられました。

各チームのワーク内容の共有した際には、

滋賀県の観光資源の価値をもう少し高めると良いと思います。水も綺麗だし、鮒寿司などの特産品も豊富ですよね。」

ビワイチによく行くのですが、もう少し立ち寄りやすい場所があれば素敵だなと思っています。ビワイチのルートから外れて市街地や山側に行くことが難しいですし、湖西の地域に行くとお店が少ない印象なので、勿体無い気がしています。」

琵琶湖のレジャーはすごいですね。運動やスポーツも盛んですし、滋賀ブランドとして近江牛や鮒寿司、果物も有名だと知りました。歴史も奥深いですね。」

琵琶湖バレイは若者に人気がある場所だと思います。新しく何かを生み出すよりも、今あるものをさらに磨いていければより観光としても価値を見出せると思いました。」

などといった意見をいただき、全員で共有することができました。

最後には、財務省近畿財務局大津財務事務所長の大野さまより今回のワークショップをきっかけに、今後も琵琶湖に向き合いながら活動していきたいと、コメントをいただきました。

皆様、素敵な機会をありがとうございました!

今後、このように、MLGsについて若い世代と一緒に意見交換したい方が増えると嬉しいです。