MLGsニュース

2024年度 みんなのBIWAKO会議/COP3ーvol.05 全体会・閉会式

9月6日(金)に開催された「MLGsみんなのBIWAKO会議/COP3」も、いよいよ大詰めです。盛り上がった分科会の熱気をそのままに、再び全員が大会議室に集まりました。

▼開会式全体の様子はこちら▼

2024年度 みんなのBIWAKO会議/COP3ーvol.01 開会式・全体会2024年9月6日、ピアザ淡海にて「MLGsみんなのBIWAKO会議/COP3」が開催されました。琵琶湖版のSDGs「マザーレイクゴール...

▼第1分科会の様子はこちら▼

MLGs、実はもうやっていた? 2024年度 みんなのBIWAKO会議/COP3ーvol.02 第1分科会9月6日(金)に開催された「MLGsみんなのBIWAKO会議 / COP3」で行われた、第1分科会の様子をお届けします! ▼開会式・全...

▼第2分科会の様子はこちら▼

つながることで新たな一歩に!2024年度 みんなのBIWAKO会議/COP3ーvol.03 第2分科会9月6日(金)に開催された「MLGsみんなのBIWAKO会議 / COP3」で行われた、第2分科会の様子をお届けします! ▼開会式・全...

▼第3分科会の様子はこちら▼

自分の行動を考えるきっかけに! 2024年度 みんなのBIWAKO会議/COP3ーvol.04 第3分科会9月6日(金)に開催された「MLGsみんなのBIWAKO会議 / COP3」で行われた、第3分科会の様子をお届けします! ▼開会式・全...

充実感漂う閉会式・全体会


全体会の司会を務めたのは、川本勇さんと粟岡里菜さん。そして、マザーレイクゴールズ広報大使の伊藤みきさんも壇上に。

第1分科会コーディネーターの三和‘COZY’伸彦さん、第2分科会コーディネーターの佐藤祐一さん、第3分科会コーディネーターの奥村浩気さん3名の充実した面持ちからは、各分科会の充実ぶりが伝わってきました。

各分科会の議論の内容と「びわ湖川柳」の発表


勇さん(左)に多くの気づきがあったと語る三和さん(右)

第1分科会のテーマは、「MLGsの可能性~できそうなこといろいろ考えてみよう~」。

当初は、これからの取り組みについて語る予定だったと話す三和さん。しかし、議論を深めるなかで「びわ湖を愛し、すでに活動している方は、とても多い。その活動や思いが、MLGsであり、すでに多くの人がやっている」と気づくきっかけに。

さらに、セブン-イレブン・ジャパンの「MLGs nanaco」の利用を通じてMLGsを実感する、MLGsのロゴマークを用いた商品展開への期待の声も紹介されました。

ここで、一句。「気付いたら もうやってるやん MLGs」。会場には大きな拍手が響き渡りました。

さらに伊藤さんの「15歳で初めてスイスのツェルマットに行き、環境に配慮されたまちづくりに驚いた」というエピソードから、世界各地にMLGsのようなものがあるといった話に。

「ファザーフォレスト、マザーレイク、MLGs、みんなが思っていたことかもしれない」と話す勇さんの言葉を受けて、三和さんは「その思いを、形に、見えるようにしたということですね」と、まとめました。

続いて第2分科会のテーマは「企業・事業者が取り組むプラごみ削減」。


滋賀県内の魅力的な事業者について語る佐藤さん

佐藤さんは、滋賀県内にも、プラスチックゴミ削減に関して非常に高い技術を持った事業者さんがいることに触れ、バイオエックス株式会社を例に、サトウキビやトウモロコシなどの植物素材100%使用のプラスチックかつ、耐熱性がある製品を、世界で初めて作った会社であると紹介。

「すばらしい技術を持っていても、ひとつの事業者だけでは難しいことが多く、どの事業者さんも知見を広めていく必要があるといった議論が行われました。連携と協力あってこそ、事業者さんの技術がもっと活用され、使われていく社会になる。これが、私の一番の発見です」と感想を述べられました。

そして一句。「事業者も みんなとつながりゃ 世界が変わる!」。「つながり」は、第3分科会にも通じる話であるとの勇さんの言葉を踏まえ、第3分科会の発表へと続きます。

第3分科会のテーマは「MLGsとネイチャーポジティブ経営」。

「参加者ともっと話す時間が欲しかった」と笑って語る奥村さん

奥村さんは、各事業者さんから見たネイチャーポジティブ経営について、難しい話もあったものの、実際の内容はシンプルと説明。「ネイチャーポジティブ、CO2ネットゼロ、サーキュラーエコノミー、実はすべて繋がっているのではないか」と話します。

ネイチャーポジティブは、日本語に訳すと自然再興。世界では、さまざまな生物や植物が絶滅の危機にあり、この状況を、なんとか2030年に回復傾向に戻そうという考え方です。企業は、大量消費、大量に利益を得るといった発想を見直し、自然再興への取り組みを実践する。消費者も、ネイチャーポジティブ経営の企業の製品を購入するマインドを持つ必要があるといった話に。

奥村さんが詠んだ句は「生態系 守りつつ生かす、湖の恵み」。守るだけでなく、活用するといった意味が込められています。

勇さんは「第2会場とリンクした話も多かった。企業だけが頑張るのではなく、消費者側のマインドも身につけていかないと」と、改めて双方の協力が必要であることを訴えました。

リアルタイムのコメントも大盛況


今回のBIWAKO会議では参加者やオンライン視聴者からリアルタイムでコメントを募集し、たくさんの感想、意見、質問が集まり、会場では時間の許す限り、コメントを読み上げていました。ここではその一部を紹介します。



伊藤さんは、新しい取り組みにより、多くの人の意見や感想が聞けたこと、共感の輪の広がりを絶賛。また、第2分科会に参加し、80分間ごみについて考え「ごみは、人間性につながる」との名言が飛び出しました。

さらに「日曜日、娘と一緒に公園に行くときには、ゴミ袋を持参しています。ごみを通じて、自分や周りの生活、地域の人が見えてくるんです。今日も、自分の出すごみは、質のいいごみなのかどうかを考える、いい機会になりました」と説明。

伊藤さんの言葉に大きく頷いた勇さん。「ゴミは人を表す、そしてびわ湖は人を映す鏡」と総括し、今回が初の平日開催ということもあり、事業者の方の参加が多かったことを評価。

YouTube生配信、びわモニとのコラボ、リアルタイムコメント募集など初めての試みを多数取り入れたことで「いつもより濃いつながりができた。心の奥底にあるびわ湖愛が可視化されたものがMLGs」とまとめました。


登壇者・参加者全員が集まり、記念撮影

会場内外のパネル展示ブース・物品販売コーナー

会場内には企業・団体・個人の展示ブース・物品販売コーナー、会場外のホワイエには行政の展示ブースが用意され、多くの人が興味深く眺めたり詳しい話を聞いたりしていました。

ここでは、展示ブースの一部と会場の雰囲気を紹介します。



本記事で紹介しきれなかった内容につきましては、配信動画をご覧ください。