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Let’s Try! MLGs に迫る ~Vol.2 ゴール 7~12 社会編~

こんにちは。

この度、Instagramで定期的に発信していた「Let’s Try!MLGs」が完結しました。
連載記事第2回にあたる今回は、MLGsの中でも社会系のテーマを取り扱うゴール7-12 について紹介します!前回同様、制作者の阿部瑞希(立命館大学)とインタビュアーの田中優衣(立命館大学)による対談形式での紹介です。

Let’s Try! MLGsとは?
滋賀県生まれ滋賀県育ちの「湖都(こと)」と、びわ湖のヌシ「なまずん」がMLGsのゴールについて分かりやすく解説するマンガ。若い世代にもわかりやすい!楽しい!と思ってもらえるように工夫しながら、MLGsのInstagramで発信を行ってきました。
MLGsのInstagramはこちら!
https://www.instagram.com/motherlakegoals/

ゴール7〜12で、特にここを見て欲しい!というところはどこですか?

ゴール7の全層循環の図の部分ですね。「全層循環」と聞いても、意味やどのようなことが起こるのかすぐには想像しにくい人が多いのではないかなと思います。だから、どうすれば若い世代に伝わるか、試行錯誤しながら作りました。図の構図や矢印の向き、夏と冬の様子をどのように分けるかなど、専門家の方にアドバイスをいただきながら、わかりやすい図を目指しました。
ゴール10・11も特にこだわったところの一つです。大人から子どもまで、多くの人に琵琶湖について興味を持ってもらい、大好きになってもらうことがゴールになっているので、琵琶湖の周りで体験できるアクティビティを楽しそうに描くことに力を入れました。特にゴール11には、アクティビティの他にも、虹の出現率が高い滋賀ならではの虹もこっそり描いています(笑)。少しでも楽しそう!!と思っていただけると嬉しいです。
また、うみのこややまのこ、田んぼのこなど、滋賀で小学生時代を送った人には経験のあるものや、取り組みやすいアクティビティを描いたり、「なるほどね!」と納得できて、理解・実践しやすいものを取り入れました。実際に描くにあたって、ゴール1〜6でもそうですが、自分が過去に体験したことを積極的に取り入れて描いています。琵琶湖でカヌーをしたことや、うみのこややまのこ、田んぼのこでの学習だったり、サイクリングや船での遊覧…などなど、自分が「楽しかった!」と思っている経験を伝えることが、楽しさを伝える上では重要だと考えていました。

ゴール7〜12を制作して、何か発見したことはありますか?

全層循環もそうですが、生まれてからずっと滋賀県に住んでいても、まだまだ完全にはわからないことがたくさんあり、改めて学ぶことができたように思います。調べながら描く上で、「なるほど!」となる部分がたくさんありました。生まれてから今まで、滋賀に住んで18年、滋賀県のことについて学ぶのも昔から好きなのですが、知っていると思っていることでも、いざ伝える側になってみるとどうやって伝えるべきかとても悩みました。ゴール8の防災のための堤防や、ゴール10・11の琵琶湖を楽しむ上での注意事項など、良い側面だけでなく、環境への影響や危険性などの側面も伝えていく必要があります。どちらかの側面だけに偏った情報や、間違った情報を伝えてはいけないという点で、何かを伝える、マンガを描くって責任重大だなと実感しました。その責任を全うするためにも、絵をただ描くだけでなく、正しい定義や仕組みを調べたり、いろいろな人に話を聞いたり、資料を収集していました。お世話になった方々には、本当に感謝しています。

また、マンガのストーリーやラフなどを描いてみて、客観視した時に、もっとわかりやすくできないかと、1から練り直すこともしばしば…
正しい情報をわかりやすく伝えるため、描く側の視点だけでなく、専門家の方々の視点と、読者の視点…といったいろんな立場からの客観的なアドバイスをもとに制作しました。

阿部さんはゴール7〜12の中で、どのゴールに力を入れて取り組みたいなどありますか?

個人的にはゴール12に力を入れて取り組みたいと思っています。
私は滋賀県生まれ滋賀育ちで、昔からいろいろなところを訪れるのが好きでした。そもそも、何かを「知る」ということが好きなのもあるかもしれませんが、暮らしや歴史、食べ物、祭りや伝承などを知るうち、さらに色んなことを知りたくなっていきました。なんて言えばいいんでしょうか…「知れば知るほど深みが出る」といった感じで。そして、ふとした時に、この大好きな滋賀の文化を未来に受け継ぐためには、どうすれば良いのかなと考えるようになりました。
そのために自分の好きな絵を描くことや文章を書くことなどを生かしたいな、とずっと思っていたので、今回このマンガを描くことができ、とても嬉しく思っています。これからは、滋賀、日本、そして世界の人に滋賀の文化や魅力をもっと発信していきたいと思っています。そして、皆さんに滋賀県をもっと大好きになってもらえたらと思っています!

制作者

阿部瑞希
立命館大学文学部人文学科国際文化学域1回生の阿部瑞希(あべみずき)です。Let’s Try MLGs のストーリーからイラストまでの全体を担当させていただきました!滋賀県生まれの滋賀県育ちで、よく街道めぐりやおいしい物を味わうために出かけています。小さい頃から絵を描くことが好きで、中学・高校時代は美術部で部長をしていました。大学では文化や芸術について学んでおり、将来は世界各国、そして滋賀県の文化を探究し、自分の言葉や絵を活かしながらその奥深さを世界中の人に伝えていきたいと考えています!

インタビュアー

田中優衣
立命館大学国際関係学部1回生の田中優衣(たなかゆい)です!今回のマンガ制作では、MLGs7から文字入れを担当させていただきました。
生まれも育ちも滋賀県で、普段はMLGs学生ライターとしてMLGsや滋賀県の魅力を皆さんに伝えています。大学では主に国際系のことを勉強しており、滋賀県の魅力をいつか世界に発信できたら…と考えております。