こんにちは、マザーレイクゴールズ世話人の溝江です。
10月15日(金)、10月22日(金)の2日間にわたって、MLGs×アートをテーマに、ワークショップ「クリエイティブスタディin BIWAKO」を実施しました!
今回は成安造形大学から3名、コーディネーターとしてコミュニティデザイナーの田口真太郎さん、講師として版画家の松元悠さん・山田真実さんにお越しいただき、レクチャーしていだきました。
1日目はまず、滋賀県琵琶湖環境部琵琶湖保全再生課の一伊達さんから参加者に向けてMLGsに関しての説明をしていただきました。
その後、「今日の1枚」という成安造形大学地域実践領域で実際に行われている手法に関するレクチャーを松元さん、山田さんにしていただきました。
これは日常の中に魅力を見つけるトレーニングとして実施されている手法です。
「今日の一枚(MLGs.ver)」の手順
- 日常でMLGsに関わりがあると感じた発見があれば写真を撮る。
- 調査日時、調査場所を記す。
- タイトルとエピソードを記す。
- 関連するMLGsのゴールを考える。
この手順で10月15日〜20日の間で参加者には個人ワークを実施していただきました。
提出期限の20日までに25件分のワークが提出され、学生から社会人まで、様々な視点から撮った写真とエピソードが集まりました!
講評会はオンラインホワイトボードツールMiroを使用してオンラインで実施しました。
講評会の手順
- 1人5分以内で自分が撮った写真とエピソードについて紹介する。
- その間、他の参加者はMiroの付箋ツールでコメントを書いて貼り付けたり、メモを書いたりする。
- 講師である作家の2人からの講評
今回は「日常とMLGsとの関わり」というテーマで実施したため、琵琶湖の写真ばっかりになるのでは・・・という運営側の心配は杞憂に終わり、実に多様な解釈の写真・エピソードが集まりました!
以下、提出作品を一部抜粋して紹介いたします。
作品1「なにが?」
近所にある謎の看板を宇宙人からのメッセージと解釈し、MLGsの3番「多様な生き物を守ろう」に繋げる参加者。驚きの解釈にみんな大盛り上がり(笑)
作品2「コロナも悪くないやん!」
コロナ禍だからこそ出会えたお店の紹介。このワークの作者は高校生ですが、「水は食に直結している」「街から学ぶことが好き」という自身の考えを写真に込め、参加者たちはみな感銘を受けていました!
作品3「にじ」
天気が変わりやすい湖西エリアは虹が多い、ということで大きな虹の写真を撮ってきたこちらの作者は大学生。「MLGsって虹のことだと思う」という大胆な解釈のもと生まれた名言は、運営や行政サイドに大きく響いていました(笑)
作品4「私ならガンジス」
SUPをお仕事にしているこの作者は、瀬田川から見える「セーヌ」の看板を見て「私にとって瀬田川は、セーヌ川じゃなくてガンジス川だな」と感じたそう。その独特の感性と文章力に講師陣も驚いていました!
作品5「過去現在未来」
「過去現在未来」と名付けられた、レトロな丸型ポストを写真に納めたこの作品。このネーミングセンスと、時間の経過に着目するセンスに講師陣も絶賛でした!
作品6「高校生にMLGsをPR」
仕事で高校生にMLGsのPRを行ったこの作者は、MLGsのゴールに文化を含めるよう提言した張本人!伝統芸能である江州音頭を若者に継承する様子を紹介していただきました!
作品7「湖からの風を切って走る」
天気の良い、朝の湖岸での1枚。通勤する人、ウォーキングをする人、サイクリングをする人、さまざまな人々が集まる湖岸の様子が写真に納められており、朝の気持ちの良い風を感じることのできる綺麗な作品だと講師陣にも好評でした!
今回の個人ワークを通して、MLGsにはそれぞれの経験や立場によって無限の解釈ができるということがわかりました。まさに「MLGsは虹」ですね。
各々が自分にとっての「MLGs」を発見し、自分なりにゴールへ向かって前進することが重要なのだと、「今日の1枚」と通じて感じることができました。
この実施レポートを読んでいるみなさんも、ぜひ「今日の1枚」のワークを日頃から実施し、日常の中の魅力を見つけるトレーニングに挑戦してみてください!
最後はみんなで記念写真。ご参加いただきありがとうございました!