MLGsの推進体制
マザーレイクゴールズ(MLGs)では、持続可能な社会に向けた行動を考える道しるべとしてゴール、ターゲット、アクションの例をアジェンダに記載し、人々が自発的に行動を起こすことを呼びかけています。
また、この呼びかけに応じて行動を起こした人々をつなぎ、「多様な活動の生態系」をはぐくむための推進体制を整えています。
推進体制の骨格は、アジェンダの改定や重要な意思決定を行う「マザーレイクゴールズ推進委員会」、実際に事業の推進を担う「マザーレイクゴールズ案内人」、学術的な評価を行う「マザーレイクゴールズ学術フォーラム」の三つで構成されています。それぞれが異なる役割を分担するとともに、多様な視点で評価し、対話しあい、事業を絶えず改善できるようにしています。
MLGsの推進に向けた組織の運営は、当分の間、滋賀県が担います。
MLGs推進委員会
MLGs推進委員会は学識経験者、住民等、行政関係者の3者の代表で構成され、以下の事項を審議します。
- マザーレイクゴールズアジェンダの改定に関すること
- マザーレイクゴールズ案内人幹事および学術委員の任命および解任
- マザーレイクゴールズの推進に関する事業の方針の決定
- その他委員会が必要と認めた事項
マザーレイクゴールズ推進委員会委員
敬称略、五十音順
| 名前 | 所属・肩書 | 備考 |
| 井手 慎司 | 滋賀県立大学学長 | |
| 上田 洋平 | 滋賀県立大学地域共生センター講師 | |
| 川本 勇 | 株式会社ユーストン代表取締役 | |
| 辻 博子 | しがローカルSDGs研究会事務局長 | |
| 中野 伸一 | 京都大学生態学研究センター長 | |
| 中村 達也 | 滋賀県琵琶湖環境部長 | 委員長 |
| 西村 亜智 | 株式会社日吉 総務部経営企画課 課長 |
MLGs案内人
MLGsでは、ひとりひとりが自分の思いから行動すること、人々が互いに知り合い、学び合い、協力しあうことを大切にしています。花粉を運ぶミツバチがいないと植物も実を結べないように、人々が行動をはじめたり、誰かとつながりあったりするためには、そのきっかけを与えてくれる「人」が必要です。その役目を果たすのが「MLGs案内人」です。案内人に訊くと活動のヒントがもらえる。案内人のやっている活動に参加してみると世界が広がる。「MLGs案内人」はそんな存在です。
案内人の活動の把握や調整は、推進委員会によって任命された「案内人幹事」が行います。
案内人は、案内人幹事と連携・協力しながら、ワークショップなどの活動・事業の企画運営をみずから担ったり、他の⼈が実施する活動・事業への助⾔や協⼒をしたり、情報発信の⼀端を担ったりします。
マザーレイクゴールズ案内人
敬称略、五十音順
| 氏名 | 所属・肩書 | 幹事 | 備考 |
| 一伊達 哲 | 淡海の川づくりフォーラム実行委員会 実行委員長代理 | ||
| 上田 隼也 | 一般社団法人インパクトラボ 代表理事 | ||
| 大塚 佐緒里 | びわ湖の恵みを守る食育/ワークショップ講師 | ||
| 北井 香 | 特定非営利活動法人まちづくりスポット大津 マネージャー 淡海の川づくりフォーラム実行委員会 実行委員長 |
○ | |
| 桐畑 孝佑 | 滋賀県化学・環境行政職員同友会 | ||
| 駒井 健也 | 志賀町漁業協同組合 フィッシャーアーキテクト 代表 |
||
| 佐藤 祐一 | 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員 | ○ | 代表 |
| 鈴村 英理子 | ダンサー / 振付家 | ||
| 田口 真太郎 | 成安造形大学 | ||
| 中井 健太 | andstep CEO | 〇 | |
| 根木山 恒平 | 特定非営利活動法人碧いびわ湖 常務理事 | ||
| 畠 麻理奈 | 立命館大学 一般社団法人インパクトラボ |
||
| 松元 悠 | 美術家・版画家 京都市立芸術大学非常勤講師 |
||
| 南村 多津恵 | くうのるくらすの創造舎 | ||
| 宮尾 陽介 | 特定非営利活動法人まるよし 理事長 | ||
| 三和 伸彦 | 一般社団法人北の近江マザーレイク共創会議 代表理事 | ○ | |
| 向田 直人 | 特定非営利活動法人近江淡水生物研究所 代表 | ||
| 村上 悟 | 特定非営利活動法人碧いびわ湖 代表理事 | ○ | |
| 大久保 樹 | NPO法人国際ボランティア学生協会 (IVUSA) 立命館大学 | ||
| 鴻 里織 (Sari) |
フリーライター/エシカル・コンシェルジュ | ||
| 梅田 侑里 |
MLGs学術フォーラム
マザーレイクゴールズ学術フォーラムは、推進委員会に任命された「学術委員」により構成される機関です。学術委員は、学術的知見に基づき琵琶湖とそれを取り巻く暮らしに係る指標をチェックします。
MLGsで掲げた13の目標に関する多様な分野の専門家で組織され、琵琶湖を総合的に診断する医療チームのような役割を果たすものです。13の目標の達成度合いを科学的に検証し、今後必要となる対策や取り組み等を専門的見地から提言することを目的とします。
具体的な作業としては、各学術委員は担当するMLGsのゴールに関して、関連する直近の指標データを踏まえ各目標の達成状況を評価するとともに、学術フォーラム全体として、琵琶湖の状況について総合的な所見を提示するとともに今後必要となる対策等を提言するレポート(評価報告書)を作成します。
マザーレイクゴールズ学術フォーラム委員名簿
| 担当 ゴール |
委員名 | 専門研究分野 | 所属、役職 | 備考 |
| 1 | 岸本直之 | 水質システム工学 | 龍谷大学 先端理工学部 教授 |
委員長 |
| 2 | 馬渕浩司 | 魚類の系統学、分類学および分子生態学 | 国立環境研究所琵琶湖分室 分室長 |
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| 3 | 川瀬成吾 | 水族保全学 | 琵琶湖博物館 主任学芸員 |
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| 4 | 井上栄壮 | 陸水生物学(底生動物、ユスリカ)、動物生態学 | 琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員 |
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| 5 | 深町加津枝 | 造園学・景観生態学 | 京都大学 准教授 |
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| 6 | 水野敏明 | 森川里湖海のつながりの視点からの魚類の生息環境評価 | 琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員 |
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| 7 | 金再奎 | 環境システム学 | 琵琶湖環境科学研究センター 総括研究員 |
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| 8 | 田中勝也 | 環境経済学、空間データ解析 | 滋賀大学 経済学部/環境総合研究センター 教授 | |
| 9 | 中村貴子 | 農業経営学 | 京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 准教授 | |
| 10 | 池田勝 | 自然体験型環境教育、野外教育 | あさがら野 子どもと自然舎 環境教育インストラクター |
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| 11 | 谷口良一 | 森から琵琶湖までの流域で行う自然を活かした体験活動 | マキノ自然観察倶楽部 代表 |
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| 12 | 加藤賢治 | 宗教民俗学、地域実践学 | 成安造形大学 芸術学部 教授 |
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| 13 | 平山奈央子 | 湖沼政策科学 | 滋賀県立大学 環境科学部 准教授 |
