こんにちは。
MLGs学生ライターの久徳 大貴・西山 碧(立命館守山高校)です。
今回は10月10日(月)に安土で行われた「ビワイチが“持続可能な社会”を実現できるってホント? 自転車でつくるウェルビーイング」について紹介します。
このプログラムでは、西の湖の水辺や安土の街中でポタリング(ゆっくり行うサイクリング)を楽しみ、その体験を振り返りながらビワイチからどのように“持続可能な社会”を実現させるのかについて話し合いました。天気予報では、午前に実施予定のポタリングが心配されましたが、当日は雨どころか一時は青空が見えるほどのとても良いポタリング日和でした。
ポタリング(午前)
〈今回のポタリングコース〉
JR安土駅 → 北川湧水 → 音堂川湧水 → 常楽寺港 → 西の湖 → びわ湖よし笛ロード →活津彦根神社 → 新宮大社 → 安土城跡前 → JR安土駅
輪の国びわ湖推進協議会のサイクリングガイド、伊藤真紀さんより自転車の乗り方やこの日に回るコースの紹介などが行われました。今回は、参加者11名を3チームで分けてポタリングを行いました。
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今回のコースで訪れた常楽寺港や安土城跡前は、かつて織田信長が城を築き、その城下町として栄えました。歴史ある安土町の魅力を肌で感じることができました。
ライターの西山は安土町出身で、今回のポタリングを通じて昔と今では見る視点が違うことに気づきました。また、安土町の豊かな自然を改めて感じることができ、とても懐かしく感じました。
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今回のように、複数人でサイクリングをする際には、縦一列に並んで走るため、後ろの人にわかりやすいように手信号で合図をします。停止時や左折右折時に手信号をすることで参加者の皆さんとの一体感が生まれていました。
JR安土駅に戻ってきた後は、各チームで“フォールドポエム”という方法で午前のポタリングを詩で表現しました。フォールドポエムは、蛇腹に折った紙を使って行うチームアクティビティで、メンバーで1段ずつ詩をつないでいくものです。ポタリングを通じて感じた情景を、言葉にしてつないでいきました。
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ワークショップ(午後)
午後の話し合いは、JR安土駅北口から徒歩3分ほどにある楽市楽座館にて、現地会場とオンラインのハイブリッドで行われました。
はじめに、改めて参加者同士で自己紹介をしました。自己紹介では“自分と自転車の関係”や“ビワイチを何回したことがあるか”などの内容もあり、中には10回以上ビワイチをしたことのある方もいました。
その後、午前の最後にチームごとに書いた詩の発表会を行いました。
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次に、午前のポタリングで感じたことを振り返り、自転車を使ったツーリズムとウェルビーイング(心も体も社会も良い状態のこと)について考えました。
参加者からは「琵琶湖と自然を肌で感じながらポタリングを楽しめた」「日常では知ることのできない滋賀のディープな魅力に触れることができた」という感想が出てきました。
また、 “なぜビワイチをするのか”、“これまでのビワイチで印象に残ったことは何か”について語り合いました。「ビワイチをしながら季節によって変わる風景を楽しむ」や「人にビワイチの楽しさを伝えたい」など人それぞれビワイチへの想いが飛び交い、新しいビワイチの楽しみ方をお互いに知ることができました。
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最後に、ビワイチがMLGsの達成にどのように関わっているかについて、話し合いました。ビワイチは、MLGsのゴール7「びわ湖のためにも温室効果ガスを減らそう」、ゴール10「地元も流域も学びの場に」、ゴール11「びわ湖を楽しみ愛する人を増やそう」に大きく関わっているように感じましたが、話し合いでは、他のゴールにも関わりを発見することができました。たとえば、ビワイチをすると、水とつながる素晴らしさや大切さが体感できます。その感動を他の人にも伝えたくなります。これは、ゴール12「水とつながる祈りと暮らしを次世代に」に関連するモノです。ビワイチをさらに発信・普及していくことでMLGsの13のゴールの達成に繋がるのではないかと感じ、ビワイチの無限の可能性について考えを深めることができました。
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今回のワークショップを通して、ビワイチは無限の可能性を持っており、MLGsのゴール達成に向けて役割を果たしているだけではなく、人々の暮らしにも豊かさを与えるものだと改めて感じました。
ビワイチは自然や町を肌で感じることができます。みなさんも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
最後に、今回のワークショップに関するブログや動画のリンクを貼らせていただきます。是非チェックしてみてください!
・5分でわかる、イベントのダイジェスト動画
MLGsワークショップ「ビワイチが“持続可能な社会”を実現できるってホント?自転車でつくるウェルビーイング」を開催しました!
・午後のワークショップ記録(動画)
https://www.biwako1.jp/news/20221106213612.html
・イベント企画者による報告(テキスト)
https://kuunoru.blog.jp/archives/17247722.html