2月24日、草津市市民交流プラザの調理室で琵琶湖産のワカサギの料理交流会が行われました。
「料理教室」ではなく、「料理交流会」としているのは、参加者全員でワカサギ料理のレシピを考案して新たなワカサギの魅力を引き出すことを目的としているからです。
MLGsはびわ湖の持続可能な 将来に向けた目標です。
ゴール2:豊かな魚介類を取 り戻そう
ゴール9:生業・産業に地域 の資源を活かそう
ゴール11:びわ湖を楽しみ愛 する人を増やそう

このワークショップは、これらのゴールにつながるイベントでした。
アイデアを出し合いワカサギ料理レシピ開発
当日は参加者11名、スタッフ2名の計13名で実施。みんなで協力して新しいワカサギ料理レシピを生み出しました。
定番の天ぷら、素揚げだけでなく、南蛮漬け、エスカベッシュ、生春巻き、アヒージョ、韓国風味付け、ワカサギ丼、梅和え、ワカサギラーメンなど様々なアイデアが生まれました。
イベントを主催したMLGs案内人で「こトモノ体験基地」の大塚佐緒里さんは「湖魚を売り場で見かけることが現在少なく、購入する機会に恵まれない、たまに見かけても調理法が分からず消費に繋がらない、そしてさらに仕入れが減り、琵琶湖の恵み(水産資源)が衰退していくという負の循環があると考えています。天ぷら以外の調理法を知ってもらえれば、手に取るきっかけになるのでは」と話します。
レシピは参加者全員で考え、家庭で再現しやすい内容を意識して構成。最終的に11種類の料理が完成しました。
琵琶湖のワカサギを調理
琵琶湖の漁師であり、MLGsの案内人でもある、駒井健也さんが琵琶湖で獲ったワカサギは体長11センチほど。南蛮漬けやエスカベッシュには、玉ねぎやにんじんに加え、草津産の愛彩菜(ワサビ菜)、日野菜などの近郊野菜や、名産の赤こんにゃくも活用。参加者が持参した梅干しや梅酢の活用も検討し、地域食材との組み合わせを試しました。
ワカサギは琵琶湖の固有種ではなく国内外来種ですが、現在では琵琶湖での漁獲量第2位の魚種となっています。
大塚さんは、ワカサギに着目した理由について次のように話します。「ワカサギは琵琶湖にもともといた魚ではありませんが、近年は冬にびわ湖の湖岸で産卵するワカサギをタモ網などで掬い取る、いわゆる「ワカサギ掬い」がレジャーとして盛んになり、県内外の人にとって琵琶湖らしさを感じる魚になってきています。滋賀県は県外から移り住んだ方も多い地域です。私自身も県外から来ました。そうした背景とも重なる存在だと感じました」
ワカサギをおいしくいただく
完成した11種類の料理を全員で試食し、アンケートを実施しました。味の評価だけでなく、「家庭で作れるか」「購入につながるか」といった視点も共有しました。
大塚さんは「レシピ集を作ることで、販路づくりの一助になれば。まずは家庭での使い方を具体的に示すことが大切だと考えています」と話します。
ワカサギレシピ集
講座終了後は、試食結果やアンケート内容を反映したレシピ集を制作し、参加者へ配布しました。今後のイベントでも活用し、継続的に発信していく予定です。
完成したレシピはこちら!(画像クリックでPDFが開きます)
MLGsでは、琵琶湖の資源を「知る」「使う」「広げる」取組を通じて、持続可能な食文化の循環を目指しています。ワカサギをきっかけとした今回の挑戦が、地域の食卓と湖の未来をつなぐ取組へとつながりますように。




