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「びわ湖の研究者になろうツアー~手作り浄水場を作ってみよう!~」を開催しました

3月20日(日)、滋賀県大津市にあるブランチ大津京内のハッシュタグ大津京にて、滋賀県在住の小学3年生から小学6年生とその保護者を対象に「びわ湖の研究者になろうツアー~手作り浄水場を作ってみよう!~」を開催しました。イベントには小学生10名と保護者9名が参加してくださり、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)8名、マザーレイクゴールズ推進委員会4名、大津市企業局3名、で運営・実施しました。

IVUSAは琵琶湖版のSDGsである「マザーレイクゴールズ(MLGs)」の達成を目指しており、ゴールの1つである「地元も流域も学びの場に」に対してのアクションとして、小学生を対象に「びわ湖の研究者になろうツアー」を企画、実施しています。

今回のイベントは、子どもたちに研究者の仕事を体験してもらおうということで、浄水場の「浄水」という水を綺麗にする過程に着目して、濾過装置作り、浄水場オンライン見学会、凝集実験などを行いました。

主な内容としてはIVUSAによる濾過装置作りと大津市企業局による浄水場オンライン見学・凝集剤実験を行いました。

午後12時から受付を開始すると、12時半頃から参加者が訪れ始め、当日飛び込み参加の家族もいらっしゃいました。

午後13時からイベントがスタートし、子ども達と運営スタッフが自己紹介をしました。

濾過装置作りでは、子どもたちにペットボトル、濁水、濾過材料(砂、砂利、木炭、マスク、ガーゼ、スポンジ等)を配布し、濾過材料を自由に組み合わせてもらい、濁水を綺麗にする方法を探ってもらいました。

子ども達は濾過材料の組み合わせで試行錯誤する中で「砂を通すと水が汚くなる気がする。」「マスクやガーゼは汚れを吸い取ってくれる気がする。」等の声があり、それに対し学生達や保護者の方々は「なぜそう思ったの?」と問いかけ、答えを教えるのではなく、子ども達が原因や仕組みを探究できるきっかけになるような「問いかけ」をしました。子ども達がその問いかけに対して考えている姿や、自分なりの考えを述べている姿を見て、子ども達の成長を直で感じているような感覚になり、嬉しかったです。

子ども達の発想力は計り知れず、それぞれ個性豊かな濾過装置を作り上げていました。中には私たち学生でもできなかったような綺麗な濾過を成功させている子もいて、とても驚きました。そして子ども達は実験結果を踏まえて考察し、発表会を行いました。

次は大津市企業局の方々によるオンライン浄水場見学を行いました。浄水場の仕組みについての動画を鑑賞し、私たちの生活用水が浄水場施設の方々の仕事により、どのように琵琶湖から家庭まで届けられているかを学びました。
その後、実際の浄水場の急速濾過法の過程で使われている凝集・沈殿を再現する実験を行いました。子ども達は、水中の汚れが集まり沈んでいく不思議な光景に思わず近くまで駆け寄り、興味津々なようでした。

最後に琵琶湖環境科学研究センターの佐藤さんより、濾過装置作り・浄水の仕組みについての纏めのお話があり、イベントを締めくくりました。参加した子ども達からは「楽しかった」という声が挙がったり、大津企業局の職員の方に、「浄水場の見学に実際に行きたい」と話している子もいて、その光景だけでもこのイベントを開催した意義があると感じました。

このイベントでは、子ども達の課題発見力や探究心を育くむきっかけ作りを目指していましたが、私たち学生自身も子ども達の豊かな発想力や好奇心に触れることによって、新たな考え方や見方の刺激になったと感じております。

今回、イベントに協力してくださった関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。
(京都外国語大学2年 田邊有香)

【共催】 NPO法人国際ボランティア学生協会・マザーレイクゴールズ推進委員会
【協力】大津市企業局
【施設】ハッシュタグ大津京
【参加者】
小学生10名 保護者9名
マザーレイクゴールズ推進委員会4名
大津市企業局3名
IVUSA 8名