開催レポート

ついに完成!「第3回MLGs体操つくろうワークショップ」が開催されました!

こんにちは。立命館大学の阿部です。

6月11日(土)滋賀県立大学にて「第3回 MLGs体操をつくろうワークショップ」が開催され、ついにMLGs体操が完成しました!

前回と同様にオンラインも併用して開催され、MLGsに関わっている方、滋賀県で働いている方をはじめ、MLGsに興味がある方、子どもたちも交え、約20名の方が参加されました。

MLGs体操は、マザーレイクゴールズ広報大使・伊藤みきさん(元フリースタイルスキー・モーグル日本代表)がプロデュースされた、からだを使ってMLGsを表現する体操です。

MLGs体操で代謝を上げることで空調に頼らない体づくりを行い、「Goal7びわ湖のためにも温室効果ガスを減らすこと」への取り組みとなることを目指します。

ファシリテーターの鈴村英理子さん(ダンサー/振付師)を中心に、最終回となる今回は、前回までにつくり上げた体操をブラッシュアップしながら、よりよい体操の完成を目指しました。

前回までのおさらい

体全体を使ってのじゃんけんなど、楽しい準備体操のあと、MLGsのうたを聞いて、前回までに完成した前半の体操をおさらいしました。

MLGsの文字を表した動きや、体全体で歌詞の中の言葉を表現したポーズなど、個性豊かで楽しい一方、リズムに合わせて立ったり寝転んだりと激しい動きが多いこともあり、意見交換では「意外とハードだった」「覚えられるような動きが必要」「歌いながらできると覚えられるかも」といった意見が出ました。

前回の振り付けのブラッシュアップ

グループに分かれ、前回までに作った前半パートについてアイデアを出していきます。

元々のポーズの魅力を生かしつつ、より良い体操にするためにはどうすればよいか、実際に体を動かしながら、話し合いました動きやすさを追求したり、音楽を口ずさんだりしながら、それぞれのグループが一丸となって考えました。

また、考えている間に、オンライン参加の方々は、環境への貢献活動についてそれぞれの考えを話し合いました。

出来上がった前半の体操を一旦全員で共有しました。手話を取り入れたり、座った状態でもできる運動になるようにしたりと、グループそれぞれが「どんな人でも楽しめる、やさしい動きにする」よう意識されていました。

また、オンラインでの交流で出たアイデアも会場と共有しました。生ごみを減らせるように工夫したり、琵琶湖の外来種である水草を家庭菜園の肥料にしたりするといったアイデアの他に、ゴミ拾いをしている際に発見した、同じ場所に同じ人が同じものを捨てているという現状についても話されていました。

後半の振り付けづくり

前半のブラッシュアップとは別のグループを作り、今度は対面とオンラインの双方で後半の振り付けを考えました。

応募された沢山のポーズの中から、実際に動きを実践しながらポーズを選び、組み合わせていきます。全体での交流で得た新たなアイデアや想いを込め、どうすれば体操を通じて多くの人にメッセージを伝えられるかを考えました。

続いて、出来上がったばかりの後半パートを全体で共有しました。

共有する際には、なんと「MLGsのうた」の作詞・歌い手である三和伸彦さんに生演をして頂きました!三和さんは滋賀県庁で琵琶湖の環境行政に長年携わっておられる方です。

歌声と心地よいギターの音色に合わせ、グループで作ったそれぞれの動きを発表していきました。歌を口ずさみながら体を動かすと、MLGs体操と歌に込められた思いをより深く、体全体で感じることができました。

また、オンラインのグループから出たアイデアには、二人一組でひとつのポーズを作るというものもあり、この体操を通して人と人との繋がりを再認識できるような工夫も見られました。

ついに完成!みんなで踊ってみよう!

最後に、前半パートと後半パートを合わせて完成した体操を全員で踊りました。

体操が終わると、会場からは拍手が。
たくさんの人によって力を合わせて作り上げられてきたMLGs体操。
私は最終回となった第3回ワークショップのみの参加となりましたが、完成したMLGs体操が完成したことに大きな達成感がありました。

出来上がったのち、参加者の方々からは、「子どもたちにとって、日常の中で環境について学ぶことができる機会として広めたい」「体操を通し、問題やそれに対して自分には何ができるかを考えられた」「汗をかくぐらい楽しめた」などの声が聞かれ、参加したみなさんにとってこのワークショップが充実した時間となったことがわかりました。

伊藤さんは、「本来の体操のあるべき姿になった!」と喜びを述べた上で、「このMLGs体操をまずは100万人を目標に広めていきたい」と堂々と宣言されました。「子どもからお年寄り、障がいのある人まで幅広い人々がこの体操を通じて繋がることで、個人の健康を地元、社会、そして地球の健康へと繋げていきたい」という熱い思いを語ってくださいました。

ワークショップを終えて

伊藤さんの発案からはじまったMLGs体操は、まだ誰もやったことのない手探りの状態からのスタートだったそうです。伊藤さんや鈴村さんをはじめ、ワークショップに参加された方や、県の方、MLGsに関わる方のお話を聞き、MLGsのうたの作曲、そして体操づくりには、たくさんの想いが込められていることを知りました。

ワークショップ終了後に「この体操をたくさんの人に広めたい」という声があったように私自身も、この記事を通して、読んでくださったみなさんにこの体操を広めることができればと思っています!

滋賀、そして未来の世界への想いが詰まったこのMLGs体操、みなさんもぜひ体験してみてください。

今回完成したMLGs体操は、6月25日(土)にブランチ大津京にて披露されました。