MLGsライター講座を開催しました

こんにちは。
MLGs学生ライターの佐藤です。

7月24日(日)に琵琶湖博物館にてMLGsライター講座を実施しました。
MLGsライター講座は、MLGsに関する取り組みをする方への取材の知識を身につけるとともに、ライター同士の交流を深め、若い世代の視点で琵琶湖について発信を行うことを目的に開催されました。

今回は、過去に取材・執筆経験のある方から初めてMLGs WEBに関わる方まで、11名の大学生・大学院生が参加しました。午前中はMLGsのことや取材の基礎を学び、午後からは琵琶湖博物館についてご説明いただいたのち、琵琶湖博物館を見学させていただきました。

MLGsミニレクチャー

MLGsについて、MLGs案内人幹事の上田隼也さん（一般社団法人インパクトラボ代表理事）より説明していただきました。

MLGsが策定された背景から、MLGsの成り立ち、そして現在行われている活動について学びました。「世界から選ばれる琵琶湖」という言葉が印象的でした。MLGsの取り組みを知ってもらうことはもちろんですが、その背景にある琵琶湖の魅力を多くの方に知ってもらい、次世代に誇れるものになるような活動をしていきたいという想いが伝わりました。また、琵琶湖に関わる活動で、世界のモデルになるような新しい挑戦を、私たちライターが発信活動を通じて応援できたらと感じました。

取材・記事作成レクチャー

取材講座の最初には、昨年度MLGsライターとして活動していた田中優衣さん（立命館大学１回生）より、取材の準備で心がけていたこと、取材の様子を伝えていただきました。また、ライター活動を通じて感じたことをお話いただき、ライターそれぞれに今後どのように活動していきたいかをイメージしてもらうことができました。

講座では、講師のMLGs WEB編集長である吉武莞さん（一般社団法人インパクトラボ理事）より記事の価値から、取材前の準備・取材方法・記事の執筆までのポイントを教えていただきました。実践ワークショップでは、ペアで２分間でお互いに5つの質問を考え、相手に３分間で質問するというワークショップを行いました。多くの人が、考えていた質問を全てするのが難しかったり、回答に対してのさらなる質問がうまくできず会話が弾まなかったりと、うまくいかなかったです。このワークを通して学んだのは、取材前の準備・下調べがどれだけ大切かということです。「下調べが記事の善し悪しの8割を決める」というように、相手の情報が少ない状態では、相手に質問もできず、相手の話を深く理解することができません。下調べの大切さを感じることができました。
他にも、多くの記事を発信する意味や伝える記事を書くためのコツを学ぶことができました。これからの取材活動、そしてMLGs WEBをより一層良いものにするための学びになりました。

琵琶湖博物館について

琵琶湖博物館の学芸員の芳賀様より、琵琶湖博物館について解説していただきました。琵琶湖博物館は2020年にリニューアルされ、より琵琶湖の魅力や見所がつまった博物館になっています。リニューアルした背景には、県外に対しても琵琶湖をアピールしていきたいという想いがあったそうです。
特に印象的だったのは、「琵琶湖博物館は”みんなが創る博物館”」ということです。琵琶湖博物館は琵琶湖についての情報や琵琶湖について知り活動する機会を提供する場であり、考えるのは来館者自身。「みんなで考えようみんなで行動しよう」。来館者それぞれが主体的に博物館に関わっていけるような工夫がされていることを教えていただきました。

琵琶湖博物館では、現在、びわこのちからチャンネルで、学芸員の方々の活動などを発信しています。
https://www.youtube.com/channel/UCnm1cPWFM1CCiv2HYkLiCtQ

琵琶湖博物館見学

琵琶湖博物館について説明を聞いた後は、実際に館内を見学しました。参加者それぞれ、自分の興味分野を中心に、博物館全体をまわりました。水族展示室では、オオサンショウウオの脱皮やいつも土管にいるナマズがアクティブに動き回っている様子など、日ごとにかわる光景を楽しむことができました。展示方法の工夫も感じながら、展示からヒントを得て、琵琶湖について考えることができました。