皆様こんにちは。
龍谷大学の大嶋さくらです。
信楽焼でMLGsピンバッジを制作されている信楽くるみ作業所へお邪魔して来ました!
信楽くるみ作業所とは?
信楽くるみ作業所は甲賀市信楽町に位置する障害福祉サービス事業(就労継続支援B型)を展開している作業所です。
現在20名の利用者さんが粘土作業に励んでいます。
滋賀県から、2020年の観光キャンペーン「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」のプロモーションなどに活用するために、明智光秀の家紋「水色桔梗(ききょう)」をモチーフにしたピンバッジの制作依頼がありました。その繋がりで、MLGsピンバッジの制作をすることになったそうです。
MLGsピンバッジのように、注文があって商品を作ることもありますが、利用者さんの発想で、オリジナルの作品も作っています。
コロナ禍でイベントが減ってしまいましたが、以前は「しがらき駅前陶器市」に出展し、利用者さんの作品を販売しておりました。現在は滋賀県立陶芸の森、つばきの湯(水口)、土山サービスエリアなどで製品を販売しています。
MLGsピンバッジ
三日月知事がいつも付けておられるので皆様も目にしたことがあるかもしれません。
ここの信楽くるみ作業所の皆さんが一つ一つ心を込めて作られた物です。
理事長の鈴木隆博さんは、「三日月知事の胸元で光るバッジをニュースで見るたびに嬉しくなる」とおっしゃっておられました。
どうやって出来ているの?
①成形:粘土でピンバッジの原型を作り、石膏型を作ります。その型に粘土を押し込み1つ1つ手作りで作っています。
②乾燥:成形したものを乾燥させます(ピンバッジの場合は1週間程度)
③素焼き:乾燥させたものを約800℃で焼きます
④施釉後、約1200℃で本焼きします。
⑤その上に、製作した上絵用転写シートを一つ一つ貼り付け、約900℃で焼き付けます。
⑥裏面にピンバッジ留め具をボンドで貼り付け、製作した台紙と一緒に袋に入れ完成。
完成までに約1か月かかります。利用者さんは主に成形や仕上げ、梱包をされています。
細かい作業が得意な方、大きな作品が得意な方、作業が早い方、慎重な方、作り方もスピードも様々。そんな利用者さんお一人ずつの個性が、作品に現れています。
「職員では思いつかない発想の色の組み合わせで絵付けをされたり、完成した作品が不思議と作り手の利用者さんの顔に似ていたりすることもあるんですよ」と職員さんが教えて下さいました。
最後に
友達や家族とお揃いで、MLGsのピンバッジをカバンなどに付けるのもいいなと思いました。今回、信楽焼きで作品を作る工程を知り、一つ一つ心を込めて作られている作業所の方々のご苦労やすごさを実感できました。利用者さんの様々な発想で新たな作品が見られるのが今後も楽しみです。
MLGsピンバッジや利用者さんの商品をお求めの方は、「信楽くるみ作業所」様へ直接お電話いただくか、平日でしたら作業所に直接お伺いして、作品をじっくり見ながらお買い物もしていただけますので、ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。
信楽くるみ作業所 詳しくはこちら↓
https://www.shigaraki-kurumi.com/
平日8:30-17:30
TEL:0748-82-2296