皆さん、こんにちは!
MLGsライターの栗山瑠風(IVUSA:NPO法人国際ボランティア学生協会)です。
11月1日に滋賀県の琵琶湖にて、関西・歴史文化首都パワー発信プロジェクトのキックオフイベントとして『マザーレイククルーズ2024』が開催されました。
私たちIVUSAは、昨年のマザーレイククルーズ2023の”MLGsつながるアワード”で登壇させていただいており、その御縁で招待していただきました。今回は琵琶湖の外来水生植物除去活動や湖岸周辺清掃活動のポスター展示をさせていただきました。
関西・歴史文化首都フォーラムとは
関西には、国宝、重要文化財、世界文化遺産、無形文化遺産など日本が誇る遺産が多く集積し、先人たちの遺産である価値ある『歴史文化』の宝庫であります。これらを『未来』につないでいくべき資産と考え、万博が開催される2025年までに関西2府4県(滋賀県・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県・大阪府)にてフォーラムを順次実施します。
(関西・歴史文化首都フォーラムHPより)
関西・歴史文化首都パワー発信プロジェクトとは
各地域の個性を育み、未来永劫の資産となる歴史文化の学びを継承しつつ、それぞれの地域の“歴史文化首都パワー”が詰まった参加体験型コンテンツを紹介する動画を企画・制作し、国内外への多くの方へ周知していくものです。完成した動画は、世界各国から来場される万博会場で披露し周知するとともに、アーカイブとして残すことで、その顕在化した歴史文化パワーが、大阪・関西万博の閉幕以降も“地方創生レガシー”となり、ふるさとに生き続けることを目的とします。
紹介動画は、二府四県の地方テレビ局が手を取り合い、制作されます。
マザーレイククルーズ2024とは?
マザーレイククルーズ2024は「関西・歴史文化首都フォーラム」で、豪華客船「ビアンカ」に乗り、近畿1,450万人の水源である琵琶湖の湖上で滋賀県のフォーラムキーワードである「水」を体感しながら、そこに込められた想いを共有し合うイベントです。
また、前述したとおり関西・歴史文化首都パワー発信プロジェクトのキックオフイベントとしての側面も含んでおり、関西二府四県のメディア関係者、大学生などが一同に集まり、今後の活動のため交流・絆を深めるイベントでもありました。
船内には、マザーレイククルーズ2024の副題である「びわ湖から大阪・関西万博へつながる絆」に向けて取り組んでいる団体の展示があり、私たちIVUSAも滋賀県での取り組みを発信させていただきました。
第一部 : プレゼンテーション & 公開記者会見
第一部の「プレゼンテーション&公開記者会見」では、川本勇統括プロデューサー司会のもと、三日月大造滋賀県知事、中村利雄イベント学会会長、福井昌平イベント学会副会長が、それぞれ関西万博に向けた挨拶、意気込みを述べられました。
次に関西二府四県の地方局アナウンサーからは各府県のキーワードを掲げながら、歴史、文化などの魅力、各局での取組についての紹介がありました。
滋賀県は水に関わる人の営みが歴史の中に常にあるという考えから、「水」がキーワードとなっています。
最後には会場の大学生から各局のSDGsの取組みについてなどの質問がありました。
MLGs体操
第一部、第二部の間の自由時間には、各参加者は交流を楽しんでいました。また甲板では「MLGs体操」を皆で踊りました。
第二部 : MLGsつながるアワード
また第二部では、「MLGsつながるアワード」のプレゼンテーションが行われました。今年は滋賀県だけでなく、関西圏を中心に活動されている5団体から活動紹介がありました。どの団体も様々な角度からMLGsに貢献しており、聴いていた私たちもMLGsに対する視野を広げることができました。
全団体の発表後、参加者による投票が行われ、投票の結果、守山市の赤野井湾、目田川などで水環境を守る小学生の「目田レンジャー」の活動を中心に、精力的に活動されている「認定NPO法人びわこ豊穣の郷」が大賞に選ばれ、昨年大賞を受賞された「ONE SLASH」よりトロフィーが授与されました。
最後に
最後は会場全員で琵琶湖周航の歌を大合唱し、マザーレイククルーズ2024は締めくくられました。
今回、マザーレイククルーズ2024に参加させていただき、日頃から琵琶湖の環境保護活動を通してMLGsについて考える機会はありましたが、次世代を担う子供たちを巻き込んだ取り組みや、住民参加を取り入れた持続可能な観光振興プロジェクトなどを聞き、様々な視点からMLGsに取り込めるという学びがありました。
また、今年開催される関西万博に対しても実感が湧き、期待感が膨らんだ1日でした。
この貴重な経験を活かし、今後も様々な活動を、万博を、盛り上げていこうと思います。