MLGs学生ライターの弓場かれん、松嶋彩子(虎姫高等学校)です。今回は、MLGsの9番の「生産・産業に地域の資源を活かそう」に注目し、地元の農産物などを販売している長浜市の「長浜まちの駅」に話を聞きました。
湖魚の佃煮や近江牛が人気
長浜まちの駅は長浜駅前の商店街の大手門通りに店を構え、地産地消の取り組みを推進する農産物などの販売で、2009年(平成22年)にオープンした。主に長浜市、米原市、高島市の農産物や加工品を販売している。また中には、長浜市の高校である長浜農業高校生徒が製造した商品も並ぶ。売れ筋商品のの中には湖魚の佃煮や近江牛カレー、赤こんにゃくといった地元に縁のある商品がランクインしている。
観光客から地元の人まで
店に来店するお客さんは観光客だけでなく、地元の人も訪れるという。地元の人は生鮮食品、観光客には佃煮やお土産品をよく購入するという。また約1年に1回、県外から中学生の職場体験も行っているそうだ。職場体験では、琵琶湖に住む生き物などを調べてもらい、商品の説明をイラストとともに書いてもらうという。実際に作成された説明は、店内に商品の近くに貼られている。
コロナの影響で入荷出来ず
新型コロナウイルスによる影響も伺うと「やはり県外からの観光客がほとんど来なくなった」と店の方は話す。また商品にも影響は及び、入荷できなくなってしまった商品もあるという。そのためか、店内を見ると陳列台に空きがあるところも見られた。
人と人が触れ合える場所を
最後に、まちの駅を経営する中で大切にしていることを尋ねると、「雇用の喪失の防止」とお店の方は答えた。「少子高齢化が進む長浜市内中心において、人と人が触れ合う場所を目指している。まちの駅がそんな場所になれたら」と話した。
この記事は、「MLGs ライター講座」の受講生の皆様によって取材・執筆いただきました。
取材協力:長浜まちの駅(https://www.instagram.com/nghm_machinoeki/)