MLGsニュース

セブン-イレブンとびわ湖のつながり

こんにちは。

MLGs学生ライターの小野雅崇(立命館大学)です。

今回は、なんとあのコンビニ大手「セブン‐イレブン」へ取材させていただきました。取材に応じてくださったのは、セブン-イレブン・ジャパン 総合渉外部の古賀 麻里子さん。

セブン‐イレブンとMLGsに、一体どんな関係があるのでしょうか。

セブン-イレブン・ジャパンとMLGs、どんな関係があるのでしょうか。

企業としては、寄付金付きnanacoカード『滋賀県 MLGs nanaco*』の発行を行っています。発行の際にかかる手数料と、店舗でのご利用金額に応じて、一部が滋賀県に寄付される仕組みとなっています。この寄付は、全額がびわ湖の環境保全に役立てられる予定です。
*数量限定販売で、店舗が限られますが新規発行も実施しております。


滋賀県 MLGs nanacoの表面デザイン(=同社提供)

また、びわ湖の清掃活動や生態系の観察を行う「セブンの森」活動を毎年2回ずつ行い、これまでに9回の活動を実施してきました。
第一回(コロナ前)は、環境系NPO団体さん、店舗オーナーさん、弊社社員などあわせて、400人以上に集まっていただきました。次回開催予定の2024年5月には、10回目の節目を記念することが出来ればと考えています。


「セブンの森」活動参加者による集合写真(=同社提供)

さらに、店舗ごとに協力の声掛けをさせていただいて、びわ湖の日に関する発信など多くの店舗が賛同しています。セブン-イレブン・ジャパンは、滋賀県と包括連携協定を締結して15年が経ちますが、オーナーの皆さんも積極的に環境活動や地域商品の販売などに取り組んでいただいています。

県内独自の取り組みの一つ、琵琶湖環境学習船「うみのこ」船内で昼食として提供されているカツカレーを再現した「うみのこカレー」。販売数1個あたり3円が滋賀応援寄附に募金された(=同社提供)

他にも、ローカルnanacoの事例があるのでしょうか。

スポーツチームとのコラボなど地域限定nanacoは複数の事例がありますが、環境への取り組みに関する事例としては多くないのですが、こちらの滋賀県限定のMLGs nanacoを参考に環境系nanacoの事例が増えてきました。

MLGs nanacoを手にするイメージキャラクター「ナナコ」と滋賀県イメージキャラクター「うぉーたん」(=同社提供)

MLGsに関連して、セブン-イレブン・ジャパンさんの強みを教えてください。

そうですね、滋賀県との開発もそうですが、やはり対面でやりとりができるお客様や関係者との接点の多さが鍵になると思います。リアルな店舗での「人との接点」が、これまで以上の価値を生み出すきっかけにもなりますし、MLGsのような価値観の伝播にも重要な役割を果たしていくのではないでしょうか。

地域連携としては、各店舗に設置しているセブン銀行ATMが例に挙げられると思います。新型のATMでは、運転免許証やマイナンバーカードの券面やIC情報を読み取ることができるほか、顔認証システムも搭載していて、銀行口座の開設など本人確認が必要な手続きを行うことができます。地域連携ICカードへのチャージも可能で、もちろんMLGs nanacoも対象です。
※セブン銀行新型ATM(第4世代ATM)の特長について
https://www.sevenbank.co.jp/oos/adv/tmp_192.html

セブン-イレブン各店舗に設置される第四世代ATM(=同社提供)

MLGsへの取り組みについて、今後の展望はありますか。

セブンイレブンは、①健康 ②地域 ③環境 ④人財 の4つのビジョンを掲げています。店舗に来ていただけるお客様はもちろん、各店舗のオーナー様ともコミュニケーションをより深く取っていくことで、地域の方と本部とが一緒に地域課題へ取り組んでいけるものと確信しています。

MLGsにまつわる取り組みを含め、セブン-イレブンだけでは解決出来ない課題が多くあります。一方で、私たちのネットワークを活用することで、いろんな団体、企業、学生とも繋がることが出来ます。現在、滋賀県内にセブン-イレブンは224店舗(2024年2月末時点)ありますが、今後とも各店舗と地域の皆様との連携した取り組みを通じて、地域の活性化に貢献してまいります。

余談ですが、県一丸となって、同じ課題に向き合う空気があるのは珍しいと思います。滋賀県オリジナル商品「うみのこカレー」は、弊社もびっくりするくらい反響が大きかったです。


「地域活性化包括連携協定」締結15周年を記念して行われた「びわこの恵み!おいしがうれしがフェア」。滋賀県で馴染みのある地場食材やメニューをテーマにしたオリジナル商品が企画された(=同社提供)

 

最後に、びわ湖に関わる全ての皆さんへ一言メッセージをお願いします。

びわ湖を中心に人と人がつながり合える、これが滋賀県の魅力ではないでしょうか。環境の課題も地域の課題も、属性を超えて、弊社含め皆さんで協力していけたらなと思います。

これからも活動を進めてまいりますが、この活動「いいな!」と思っていただければ、その取り組みに賛同いただけるとありがたいです。お客様と一緒に、活動の輪を広げていけるよう頑張ってまいります。