MLGsニュース

MLGsなひと vol.7 中井健太さん

こんにちは。

MLGs学生ライターの稲垣虹哉(立命館大学)です。

「MLGsなひと」は、びわ湖版SDGsであるMother Lake Goals(MLGs)にどのような方が関わっているのか紹介するシリーズです。

第7回は、今年度よりMLGs案内人幹事に就任された合同会社andstep代表の中井健太さんです。

普段、どのような活動をされていますか?

主に、「教育」と「まちづくり」を掛け合わせた活動を行なっています。具体的には、小学生から高校生までの子どもたちに教育プログラムを作って、それを実施しています。また、MLGsに関連する講演の実施や、地域の企業を巻き込んで事業を起こすこともしています。

例えば、MLGsに関連する小学生の教育プログラムだと、ろ過機や水力発電のシステムを小学生と一緒に作ろうという企画があります。テーマに対して単に「これやってください」と言うのではなくて、「どうやったらうまくいくだろう」と子どもたち自身に考えてもらう。大人はそれを見守り、時にはサポートをするという、子どもたちが主体的に参加できるようなプログラムを作っています。


プログラムでは、子どもたちが積極的に集中して作業しています

MLGsに興味をもたれたきっかけは何ですか?

MLGsを知るより前、大学4年生のときに民間教育に携わろうと思った際、SDGsを知りました。SDGsの17個の目標それぞれが「自分ごと」にできることに気づいて、興味を持ちました。この頃はMLGsのことは全く知りませんでした。

その後、滋賀県長浜市に移住したとき初めて、琵琶湖にフォーカスを当てたMLGsというものがあるんだと知りました。滋賀県は、昔から琵琶湖などの豊かな環境が生活に密着していて、「せっかく滋賀にいるなら、SDGsよりもMLGsに注目してみようか」と思い、勉強を始めたのがきっかけです。

MLGs案内人幹事として、どのような活動をされていますか?

MLGs案内人幹事は、MLGsの活動を盛り上げるプレイヤーとしての側面と、プレイヤーをまとめたり、活動全体を大きくしたりするようなマネージャーとしての側面の二つがあると思っています。実際の活動としては、9月に開催された「MLGsみんなのBIWAKO会議/COP2」のファシリテーターや、私自身の活動でもある教育にも関連づけて、次世代を担う子どもたちへMLGsの活動を広めていくといったことも行なっています。

▼中井さんが参加された「MLGsみんなのBIWAKO会議/COP2」についてはこちらから▼

2023年度 みんなのBIWAKO会議/COP2ーvol.01 開会式・全体会こんにちは。 MLGs学生ライターの小野雅崇(立命館大学)です。 今年の9月18日(月)に「MLGsみんなのBIWAKO会議...

 

▼その中でも中井さんがファシリテーターを務めた第2分科会はこちら▼

2023年度 みんなのBIWAKO会議/COP2ーvol.03 分科会2こんにちは。 MLGs学生ライターの小野雅崇(立命館大学)です。 今年の9月18日(月)に開催された「MLGsみんなのBIW...

BIWAKO会議の分科会でファシリテーターを務める中井さん

BIWAKO会議に参加された感想を教えてください

全体の総括としては、いろんなステークホルダーがいたことが印象的でした。専門家の方もいれば、企業のビジネスマンもいたり、中には学生や地域に住む住民の方もいらっしゃって、老若男女問わず様々な人が参加してくださって良かったなと思います。

私がファシリテーターを務めた第2分科会「MLGsはビジネスにできるのか?」では、商工会の方や民間企業の方など、同じ「ビジネス」というテーマの中でも視点の違う人たちが集まって話をすることができました。その中でも「他の人たちには〇〇ができて、自分たちは△△ができる」「自分たちはこういう見方をしていたけど、他の立場ではこういう見方をしていたんだ」といった、各々の異なる知識や経験が集積されて、それが掛け算になって組み合わさっていったり、異なる立場の人と話すことで面白い発想が出てきたりしました。

また、MLGsという共通のテーマを通して、いろんな人と関わることができたので、具体的な話がしやすくて、良い関係性が築きやすかったです。

琵琶湖とのおすすめの関わり方は何ですか?

おすすめする関わり方は2つあります。
1つ目は、琵琶湖のすぐ近くにある豊公園(長浜市)です。
あそこは、直火じゃなかったら焚き火ができるんです!公園の浜のところで焚き火をしながら、琵琶湖を見て黄昏れたり…、時にはみんなでお酒を飲みながらなんていうのも良いですね。特に夜だと、暗いから焚き火が映えるし、静かで物音もしないので、ゆっくり琵琶湖と関われる点がおすすめです。

2つ目は、琵琶湖から長浜市の「黒壁スクエア」を通る川、米川です。
観光地を流れる川ですが、実は美味しい鮎が泳いでいるんですよね!多くの人は琵琶湖にいる魚ばかり見るかと思うんですけど、川の魚を見るのも面白いですよ。なので、帰り道に川沿いを歩きながら、そこにいる魚たちを眺めて楽しんでいます。

今はとても綺麗な米川も、昔は汚かった時期があったので、「米川で獲れた鮎を食べよう」となっても、汚かった時期を知る70,80代の方は食べようとしないんですけど、子どもたちは美味しそうに食べるというジェネレーションギャップもあったりします!

今後の展開、活動について教えてください

まず、合同会社andstepのビジョンとしては、学校以外に学べる場を作ることです。不登校の生徒など、「学校に行きたいけど行けない…」「学校に行きづらい…」「学校での勉強以外で、本当に勉強したいことがある!」という子どもたちにとって、学校以外の選択肢の1つを作りたいです。

次に、MLGsに関して。自分は今まで子どもたちにフォーカスを当てた活動をしてきました。今後も小学生から高校生までの子どもたちをターゲットにしながら、子どもたちがやりたいことをどんどんやれるような環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。豊かな自然に囲まれた滋賀県に暮らす子どもたちの中には、「山でこんなことしたい」「川であんなことしたい」と思う子も少なくないです。しかし、親や地域などによって、やりたいことがなかなかできないというケースもあります。そういう障害をなくしていって、子どもたちがやりたいことをのびのびとできるような環境を整える。それが子どもたちの今後MLGsに向けた活動にもつながればと思います。


川では、子どもたちが熱心にプログラムに取り組んでいます

最後に、若い世代へのメッセージをお願いします!

一言で言うと、「やりたいことをやってみてください」ということです!
大人になったらできなくなっていって、逆に若い世代だからこそできること、若い世代じゃないとできないこともあると思います。友達を誘ってみるのもいいし、「こう言うことやってみたいんです」と大人に言ってみるのも方法の一つです。

大人に負けじと「僕たち、私たちはこういうことを考えていて、こういうことをやってみたいです」と勇気を出して言ってみてください。きっと大人たちも歓迎すると思います。大人も、子どもから学ぶことは多いので、ぜひ積極的に行動してほしいと思います。