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Let’s Try! MLGs に迫る ~Vol.1 ゴール1~6 自然編~

こんにちは!

この度、Instagramで定期的に発信していたマンガ「Let’s Try!MLGs」が完結しました!「Let’s Try ! MLGs」の制作の裏側を、全3回の連載を通してご紹介します!
第1回の本記事では、MLGsの中でも自然系のゴールであるゴール1~6 をテーマに、制作者である阿部 瑞希さん(立命館大学)とインタビュアーである私、田中優衣(立命館大学)による対談形式で紹介していきます。

Let’s Try! MLGsとは?
滋賀県生まれ滋賀県育ちの「湖都(こと)」と、びわ湖のヌシ「なまずん」がMLGsのゴールについて分かりやすく解説するマンガ。若い世代にもわかりやすい!楽しい!と思ってもらえるように工夫しながら、MLGsのInstagramで発信を行ってきました。
MLGsのInstagramはこちら!
https://www.instagram.com/motherlakegoals/

漫画ができる流れを教えてください

今回のストーリーやイラストは自作です。「MLGsアジェンダ」を参考にしながら、どうやったらMLGsに関心を持ってもらうことができるか真剣にストーリーを考え、イラストを制作しました。

①ストーリー制作
どのように表現するとわかりやすくなるか、何に焦点を当てるかを考えます。
ゴールごとに伝える範囲の大きさが異なるので、話の展開をあらかじめしっかり考えておく必要があります。

②ラフ制作
どこにキャラクターを配置するか考え、下書きをしていきます。

③下書きと作画
キャラクターや生き物、動作など、こだわって描きました。細かい部分にも注目して見ていただけると嬉しいです。

④文字打ち作業
正しい情報を発信しなければならないので、MLGsの専門家の方々や関係する所属の方に校閲していただきます。たとえば、カワセミの生息地はどこか、オオサンショウウオの指の本数…など、専門家の方々からのアドバイスをもとに完成までこだわり抜いて仕上げます。

…という流れです。

制作の中で、一番重要なのは下調べ。一つ一つのイラストの細かい部分、漁だったり、生き物の体だったり、実際の取り組みだったり…調べたり、資料を使ったりして時間をかけて調べ、観察しながら描きました。キャラクターはもちろん、魚や動物は全てオリジナル、背景もほとんどが手書きです。

このような漫画を描いて発信するのは初めての経験で、最初は緊張していました。大学での学びとの両立もなかなか大変でしたが、たくさんの人と出会い、議論し、学びや発見に出会いながら描けた時間は、とても貴重な体験になったと思います。

ゴール1〜6で、特に力を入れたところはどこですか?

ゴール2は特に力が入りました。元々、魚が大好物で、琵琶湖の魚料理もよく食べていました。それがきっかけで、高校生の時に琵琶湖の魚に関する探究活動をしていたので、描いていてとても楽しかったです。琵琶湖の魚って、とっても美味しいですし、もっとたくさんの人に食べていただきたいと思っています!

ゴール2を制作する上で、多くの人が食べてみたいと感じられるように、料理のイラストを美味しそうに描くことに力を入れました。資料を見ながら描いていて、とてもお腹が減りました(笑)。お皿は信楽焼の器をイメージしています。魚のイラストも、魚たちの可愛さを意識しながら描いてみました。読者の方に少しでも琵琶湖の魚たちに興味を持っていただけたら嬉しいです!

ゴール1〜6を制作して、何か発見したことはありますか?

発見より再確認したことですが、森と川の繋がりとそのサイクルについて見直すことができました。私は滋賀生まれ滋賀育ちで、小学4年生のときには、やまのこ学習で水源を見に行きました。「普段使っている水がここから流れてきてるんだ!」と実感したのをよく覚えています。

小さな水源から湧き出した水が流れ、川となり、琵琶湖に流れていく…そこから京都、大阪を通って海に繋がっていく…海から世界に…そうして雨になって地上に戻ってくるのだと思うと、すごく壮大な話だなぁと。そう思うと、滋賀で水の豊かさや清らかさを守ることは、世界の水を守ることにも少なからず繋がっているのではないかなと私は思っています。そのために、小さなアクションを一人一人が始めることで、やがて世界を変えられるかもしれません。私も積極的に活動に参加していきたいと改めて思いました。

自然編完結ということで、阿部さんはこれから琵琶湖の自然のために何をしていきたいですか?

私は、滋賀の自然を使った製品や特産品が好きなので、それについて他の人にも興味を持ってもらいたいと思っています。まずは、滋賀に興味を持ってもらうことが大事なのかなと。滋賀の自然の美しさや楽しさを多くの人に伝えられたらと思います。読者のみなさまの中には、やまのこ、うみのこ、田んぼのこで、もう楽しさを知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。自然の美しさ、楽しさを伝えるために、私の大好きな絵や文章を書くことを生かしていければと思っています。

制作者

阿部瑞希
立命館大学文学部人文学科国際文化学域1回生の阿部瑞希(あべみずき)です。Let’s Try MLGs のストーリーからイラストまでの全体を担当させていただきました!滋賀県生まれの滋賀県育ちで、よく街道めぐりやおいしい物を味わうために出かけています。小さい頃から絵を描くことが好きで、中学・高校時代は美術部で部長をしていました。大学では文化や芸術について学んでおり、将来は世界各国、そして滋賀県の文化を探究し、自分の言葉や絵を活かしながらその奥深さを世界中の人に伝えていきたいと考えています!

インタビュアー

田中優衣
立命館大学国際関係学部1回生の田中優衣(たなかゆい)です!今回のマンガ制作では、MLGs7から文字入れを担当させていただきました。
生まれも育ちも滋賀県で、普段はMLGs学生ライターとしてMLGsや滋賀県の魅力を皆さんに伝えています。大学では主に国際系のことを勉強しており、滋賀県の魅力をいつか世界に発信できたら…と考えております。