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SDGs全国フォーラム2022 滋賀・びわ湖でMLGs登場!

こんにちは。

MLGs学生ライターの窪園真那(立命館大学)です。

今回は、11月12日(土)に行われた、SDGs全国フォーラム2022 滋賀・びわ湖においてMLGsの取り組みを発信しましたので、その様子や後日配信された動画についてご紹介します。

セッション2にてMLGsが取り上げられた様子

SDGs全国フォーラム2022 滋賀・びわ湖の詳細については、こちらをご覧ください。

SDGs全国フォーラム2022 滋賀・びわ湖とは

SDGs全国フォーラムは、持続可能な地域づくりを進めるためのフォーラムで、2019年の神奈川県での初開催、2021年での長野県でのオンライン開催に続き、2022年は滋賀県で開催されました。本番では、トークセッションとポスターセッションにわかれて、滋賀県の多様な主体の取り組みや未来へのアクションについて、ピアザ淡海の会場とオンラインで発信しました。

県内の特徴的な取組を示したイメージバナー

セッションは3回に分けて行われ、トークセッションのテーマはそれぞれ、「SDGsで変わるビジネス」、「発見!滋賀のSDGs」、「私たちの担う未来」です。

今回のセッションでは琵琶湖版SDGsであるMLGsの取組に実際に関わる様々な関係者を登壇者に迎えて実施しました。

セッション1

セッション1では、SDGsとビジネスに焦点を当て、滋賀県内の企業や滋賀県にゆかりのある企業の代表が登壇し、滋賀県で行われているSDGsの取組についてディスカッションを行いました。

ディスカッションの中で登壇者は近江商人の「三方よし」の考えにふれ、現在の滋賀のMLGsを意識した取組が世界や未来への変革につながっていることを話しました。

またSDGsが地産地消のビジネスにつながることに言及し、今後滋賀県がより良くなるためのビジネスを行っていくべきであり、若い世代を中心に継続して実行すること、発信することが今必要であると話しました。

セッション2

続いてセッション2では、学生実行委員が事前に滋賀県のMLGsの先進的な取組を取材して作成したクイズをもとに進めていきました。

クイズに対する登壇者のコメントや解説に加えて、会場やオンラインからもクイズに参加し、会場は参加者も一体となった雰囲気でした。セッションを通して、ゴミのリサイクルと琵琶湖の伝統漁法である「えり漁」を学び、滋賀県での具体的な取組や地域資源を知ることができました。

そしてそれらの取組の指標となっているのがMLGsです。県民の方々がMLGsの目標を指針として取組を行うことで、更なる取組の促進や伝統的な地域資源の保全に努めていくことができると感じました。

セッション3

セッション3では、滋賀県内外の学生実行委員会による発表やメタバースを活用したディスカッションを行いました。

現在世界中で起こっている多くの問題は「関係性の病理」によるもので、様々なつながりが薄れていることが問題であると言います。そこでこのセッションでは「つながり」に焦点を当て、登壇者は普段の活動を振り返り、発表を行いました。

発表した県内外の高校生や大学生は明確な問題意識を持って行動し、彼らの取組は「人と環境」や「人と歴史」、「人と人」をつなぐ役割を果たしていました。若い世代が地域をより良くしようとする活動はMLGsの目標達成に欠かせないものであると感じました。

最後にディスカッションのまとめとして、ツナガルための7箇条(セブンルール)を知事と登壇者6名、計7名の意見を集約して作成しました。より多くの人の活動とその活動を通して人や社会、時代がつながっていくことがMLGs達成に必要であり、今回の登壇者やセッションの視聴者を中心につながりの連鎖が起こることを期待したいと思います。

ポスターセッション

ポスターセッションはメイン会場とは別会場で行われました。

滋賀県を代表する企業やSDGsに積極的に取り組む大学生や高校生のポスターが展示されました。各企業は自社の非常にユニークなSDGsの取組を紹介し、高校生や大学生は自身の活動やSDGsの先進的な取り組みをしている地域や企業を取材し、作成した新聞や記事を発表しました。

また本フォーラムの開催の企画や運営、準備などに関わった学生実行委員会の取組等も紹介されました。多くの企業や自治体、高校生や大学生がSDGsに関わるそれぞれの活動を行うことや活動者を支援することを通して、MLGsの目標達成に向けて貢献できていると思いました。

編集後記

本フォーラムを通してMLGsの目標達成に向けて非常に多くの人が関わっていることを実感しました。特に滋賀県では高校生や大学生をはじめとした若い世代を中心とした活動が活発であることを感じます。

現在、世界ではSDGsや環境問題を取り巻く世代間の対立が取り沙汰されています。しかし滋賀県ではMLGsを目標に世代関係なく団結していると思います。滋賀県をより良くしようとする大人世代の多くの企業や団体、自治体が積極的に活動し、さらにその活動に呼応するように次世代を担う高校生や大学生も積極的に活動し、そしてまたその活動を大人が支援するという仕組みができているように感じました。

また今回のフォーラムではメタバースを活用した、テクノロジーを活用していたことも重視すべき点であると思います。実際に、本フォーラムでは会場に来ずともバーチャル空間を通して参加する人も見られました。今後は、テクノロジーの活用でより多くの人がMLGsの活動に参加するのではないかと期待できます。このように世代間の融合やテクノロジーの活用を通してMLGsの目標達成に向けて関係人口を増やしていくことが重要なのではないかと思いました。