MLGsニュース

びわ湖でのカヤック体験でMLGsを体感しました!

こんにちは。
学生ライターの中山 莉那 (関西大学) です。

10月7日(土)に、滋賀県大津市にあるBSCウォータースポーツセンターで開催された「カヤック体験会inびわ湖」の様子をレポートします。
このイベントは家族と同僚と楽しむ校外学習をコンセプトに、参加者の皆様とカヤックを体験した後、MLGsについて学びを深める環境講話が行われました。
今回会場となったBSCウォータースポーツセンターでは、子どもたちの「生きる力」を育むため、びわ湖自然体験学習としてヨットやカヤック体験や野外チームビルディング学習、SDGs学習「マイプラ+」といった講話活動を行っておられます。

カヤック体験

最初にカヤックに乗るために必要な注意事項、パドルの扱い方などの説明を受けました。
初めてカヤック用のパドルを手にしましたが、想像していたよりも重さがあり、扱いに苦戦しました。
カヤックに乗るための説明を受ける参加者たち

当日、用意していただいたカヤックは1人乗りと2人乗りの2種類ありました。
この日は高気圧の影響もあって少しびわ湖の波が高かったので、参加者全員が2人乗りに挑戦しました。

親子で参加されていた方々の中には「海でカヤックをしたことはありますが、淡水の湖での体験は初めてで、落ちたら浮いてこないのではないかと少し緊張する」とのお声もありました。しかし、その親子様もカヤックから降りてこられる時には笑顔で楽しかったとお話していました。
私自身、カヤックは初体験で乗った瞬間は不安もありましたが、少し漕ぐと風がとても気持ちよくリラックスして漕ぐことができました。パドルの扱いには苦戦しましたが…
他の参加者の皆様の体験の様子も見ることができ、上手くパドルを使い方向転換ができた時には少し歓声が上がり、終始楽しい経験になりました。

みんなでMLGs講話

カヤック体験の後、休憩をはさんでMLGsについてもっと理解を深めるための講話に参加しました。
講師を務めていただいたのはBSCウォータースポーツセンター 教育旅行担当の山本 実璃(みのり)さんです。普段は、滋賀に来た修学旅行生などにも講師をされていらっしゃるそうで、親子で参加されていた方々にもわかりやすいよう、丁寧に説明していただきました。

講師山本さんによるMLGs講話

まずは、SDGsについてお話しいただきました。私たちの生活にどのようにSDGsが関わっているのか、みんなで考えて意見交換をしました。
びわ湖の清掃活動に参加している、ごみの分別を心掛けている、近年、プラスチックのストローが環境に優しい紙ストローになったが、その紙ストローを作るために森林を伐採しては意味がない、といった意見が上がりました。
1つの環境配慮がまた別の環境汚染を起こしてしまうかもしれない表裏一体の関係であると学びました。
では、びわ湖の環境に配慮するとはどういうことなのか。
私たちが体験したカヤックもMLGsに該当します。
カヤックはエンジンを使わない、子どもたちや利用者の方にびわ湖を知ってもらうための機会を設ける、びわ湖について理解を深めてもらいまた来たいと思ってもらう、といったことが、MLGsの13のゴールのうち「4水辺も湖底も美しく」、「10地元も流域も学びの場に」、「11びわ湖を楽しみ愛する人を増やそう」の3つの項目に該当します。

BSCウォータースポーツセンターでは参加費の一部をMLGsに貢献しているいくつかの寄付先に寄附をするという取り組みを行っています。
どの寄付先に寄附するのかを参加者自身が決めることができ、自分もMLGsに関わることができているという実感を得ることができました。

ミライ、キフについて説明する山本さん

さいごに

私は今回のイベントに参加させてもらうことがきっかけとなってびわ湖に来ました。カヤック体験を楽しむことがMLGsに繋がっていること、MLGsの活動に参加することに条件や制限がなく、思っているよりも簡単に参加することができたこと、びわ湖について学ぶ機会があること。それらによりMLGsを概念ではなく、具体的な行動として触れることが出来ました。
このような取り組みが行われていることを知り、参加することができてもっと多くの人に知ってもらいたい、身近な人にも広げていこうと思いました。