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イナズマロックフェス「おいで~な滋賀 体感フェア」見学レポート

こんにちは。
MLGs学生ライターの久徳 大貴(立命館守山高校)です。

今回は9月17日(土)・18日(日)に草津市・烏丸半島で行われた“イナズマロック フェス 2022”での「おいで~な滋賀 体感フェア」のブースについて紹介します。

イナズマロック フェスは「水の未来に、声を上げろ」をスローガンに、2009年に始まった野外フェスです。今年は3年ぶりの開催といこうこともあり、たくさんの人で賑わっていました。
「おいで~な滋賀 体感フェア」では、滋賀県の行政や事業者が出店し、滋賀での取り組みや滋賀の魅力を発信していました。

エントランスゲート
おいで~な滋賀 体感フェスのエリア

 

MLGs推進委員会

MLGs推進委員会(滋賀県琵琶湖保全再生課)のブースでは、「RICE IS COMEDY(米作りは喜劇だ)」というコンセプトを掲げて米作りはとても楽しいものだとPRする活動するワンスラッシュの方々とともに、“ライスレジン®”を使用した製品を展示していました。ライスレジンは、お米(非食用)を由来としたバイオマスプラスチックで、食用に適さず処分されてしまうお米をプラスチックへとアップサイクルするものです。お米の育成段階で、焼却時に排出するCO₂を吸収しており、石油由来のプラスチック、食品ロス、CO₂の3つの削減を実現しています。

ブースの様子

ライスレジンを使用した製品には、ゴミ袋や食器、おもちゃなどたくさんの種類がありました。石油由来のプラスチックと同じ便利さで、環境に優しいアクションに貢献できることを体感できるブースになっていました。

ブースで展示されていた“ライスレジン®”を使用した製品

バイオマスレジンを製造する株式会社バイオマスレジンホールディングスの執行役員である山田 眞さんは、
「私たちは、どのようにして皆さんの暮らしが地球にとって優しいものになるかを、自治体・企業・学校、そして生活者と共に考え、活動している。このブースを通して、1人でも多くの人に知ってもらいたい。」
という想いで、今回のブースに参加していたそうです。

龍神STAGEでブースのPRも実施し、より多くの人に取り組みを知ってもらう機会となりました。

龍神STAGEでのブースPRの様子

滋賀県環境政策課

滋賀県環境政策課のブースでは、「びわ湖の日」の歴史やPR動画、今年の事業者による
「びわ湖の日」の取組が紹介されていました。事業者の取組の一つである株式会社セブン
ーイレブン・ジャパンの“ペットボトル回収機”の展示では、参加者が実際にペットボトル
回収機の使い方や仕組みを体験されていました。

ブースの様子
ペットボトル回収機
回収したペットボトルで作られたリサイクルペットボトルを使用した“一(はじめ)緑茶”

 

この回収機では、回収したペットボトルをゴミではなく資源として活用し、もう一度ペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」という循環型リサイクルの仕組みを構築しています。

完全循環型PETボトルリサイクルの仕組み(セブンーイレブン・ジャパンHPより)

株式会社セブンーイレブン・ジャパン総合渉外部の古賀 麻里子さんは、
「このサービスを通じて、“ペットボトル回収機”や“ボトルtoボトル”の仕組みを知っていただき、来てくださった皆様にも自分のできることからやってもらえたら嬉しい。」
と話されていました。

ペットボトル回収機は、今年のびわ湖の日(7月1日)に、守山市内の11店舗にて県内初設置・稼働が開始され、現在、湖南エリア4市内の一部店舗でも稼働しています。皆さんもぜひ、ペットボトル回収機を利用してみてください。

 

今回は、MLGsに関する取り組みをされている2つのブースを回らせていただきましたが、他にも滋賀をモチーフにしたアクセサリーや滋賀の素材を使った体験、ブースを回るスタンプラリーなど、楽しく滋賀の取り組みや魅力を知ってもらうことができる出店になっていました。

今後もこのような取り組みを皆様に知っていただけるように、MLGs WEBを通じて発信していきたいと思います。